言葉から文化を読む (フィールドワーク選書15)

著者 :
  • 臨川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784653042457

作品紹介・あらすじ

「アラブの春」に連なる昨今の中東事情とアラビア語をめぐる複雑な社会状況を詳述しながら、アラブ文化、中東イスラーム世界の深部へと分け入り、人びとの世界観を明らかにしていく。
言語学の理論では説明できない現象が次々とおこる現場で、言語学者は何を感じ、何を考えたのか。アラビアンナイト、ベリーダンス、シェイクスピア・・・・言語研究のフィールド調査が拓く、壮大な研究世界!


【目次】
はじめに アラブ世界でのフィールドワーク
第一章 カイロの日本人留学生――アラビア語が通じない!
第二章 シナイ半島の遊牧民――山の民ジバーリ部族
第三章 アラビアンナイト――中東と西欧の合わせ鏡
第四章 ベリーダンス――音文化をめぐって
第五章 沙漠のシャイロック――アラブ社会の異人観
第六章 言語と文化はどうかかわるのか?――新しい視点を求めて
あとがき

著者プロフィール

国立民族学博物館副館長 人間文化研究機構国立民族学博物館教授/総合研究大学院大学文化科学研究科教授 言語人類学
最終学歴:京都大学大学院文学研究科博士課程修了
学位:博士(文学)
主要業績:「枠物語異聞—もうひとつのアラビアンナイト、ヴェツシュタイン写本試論」堀内正樹・西尾哲夫(編)『〈断〉と〈続〉の中東—非境界的世界をぐ』悠書館 2015。『ヴェニスの商人の異人論—人肉一ポンドと他者認識の民族学』みすず書房 2013。『世界史の中のアラビアンナイト』(NHKブックス)NHK出版 2011。

「2016年 『中東世界の音楽文化 うまれかわる伝統』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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