きのくに子どもの村の教育―体験学習中心の自由学校の20年

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著者 : 堀真一郎
  • 黎明書房 (2013年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784654018871

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きのくに子どもの村の教育―体験学習中心の自由学校の20年の感想・レビュー・書評

  • きのくにが、どのような理念をもち取り組んでいるかを知れる。良書

  • デューイとニールとエッケンヘッドによる
    画期的な教育論と学校経営
    江戸の寺子屋にもあっただろうけれども・・・

    デューイは体験を背骨とする教育
    ニールは自律と自主性による自治を促す教育
    エッケンヘッドはこのふたつを兼ね備えるように
    暮らしにそくして共に生きる活動を目指した

    いずれにしろ彼らは視野の広い大人によって創られた
    対等で自在な環境の提供を実践している

    堀さんはニールに学びエッケンヘッドが実践した
    仕事と遊びと学びを統合した教育を目指した

    堀さんが20年掛けて経営してきた上での注意点
    初志を貫こうとするだけでなく
    行政や世間や親の立場や資金面などの状況における困難に対して
    柔軟にシタタカに根気よく対応しなければならない

    教育の目的を鮮明にし
    行政による認可を得るか無認可でスタートするかを決め
    職員の対等性か年功序列か力関係で運営するかを決め
    それによって給料体系のベースが全員同一となるか
    年功序列になるか地位別になるかなどが決まる
    又、基礎学習をプロジェクトごとのグループでするか
    年齢別のクラス分けをするか
    堀さんはこの4つを揺るがぬ要としてスタートした

    そして堀さんの初志は感情面で解放された子どもであり
    知的好奇心を持って創造し
    考えながら行動できる力を発揮して
    共に生きることの喜びを知る場の創設であるようだ

    これは何も教育現場だけのことではなさそうだ
    政治を始め行政など人と関わるすべての組織において
    共通する問題だろう
    この個々が対等で自在な社会環境を目指すことこそ
    参加者全員の幸福を可能にする全体観を持ちながらの
    自律した部分の存在を可能にするのだと思う

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