有害図書と青少年問題

著者 :
  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750316475

感想・レビュー・書評

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  • 良著。絶版なのか密林でべらぼうな価格になっている。
    タイトルままながら、時系列によって説かれる「青少年」の眼差しと「大人」の意図の格差に切なくなる一冊。
    何をもって有害となすか。何故「有害図書」なのか。それを考えもせずに「有害だから」と言葉の上辺だけをすくい、正義に酔い潰れる大人になってはいないか。
    この本はまさしく"大人"への警鐘本です。大人よ、大人たれと。

    ――残念ながらだめな大人の私は、何度か文中で名前があがった『マドリードの男地獄』が気になって仕方ありません。

著者プロフィール

橋本 健午(はしもと けんご)<br>1942年、中国大連生まれ。66年、早稲田大学第一文学部露文学専修卒業後、出版社・新聞社の編集や作家助手等を経て、82年、(社)日本雑誌協会に勤務(併設の出版倫理協議会事務局も担当、95年12月退職)。<br>ノンフィクション作家、日本エディタースクール講師、日本出版学会会員。<br>URL:http://www19.u-page.so-net.ne.jp/wj8/kenha/<br>〔著作等〕<br>『熱球のポジション—“日米大学野球”の青春譜—』(共著・情報センター出版局)/『父は祖国を売ったか—もう一つの日韓関係—』(日本経済評論社)/20世紀の群像(1)『梶山季之』(日本経済評論社)/『わかりやすい仕事文を書く』明日香出版社/20世紀の群像(3)『バーコードへの挑戦—浅野恭右とその時代—』(日本経済評論社)/『雑誌出版ガイドブック』(日本エディタースクール出版部)/『会社や職場で必要とされる言葉づかいとマナーが3時間でマスターできる本』(明日香出版社)/『韓国・朝鮮と向き合った36人の日本人』(共同執筆、明石書店)/Web論文『「(歴史を)よく知る必要がなぜあるのですか」—危うい日本人の歴史認識—』など。

「2002年 『有害図書と青少年問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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