本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (902ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750317946
作品紹介・あらすじ
打ち砕かれ粉々にされながらも運命を切り開いてきた朝鮮半島近現代史。朝鮮戦争の諸原因とその影響,50年代以降の韓国経済の目を見張る発展,アメリカへの移民,統一の可能性とそれに伴う様々な問題などに関して緻密な分析を加えながら華麗な文体で描く。
感想・レビュー・書評
-
日本や中国以上に朝鮮でキリスト教が根付いていたというが、どうして朝鮮ではキリスト教がこれほどに受容されたのだろうか。
朝鮮半島を分断したのはアメリカ人だと筆者は言っているが、確かに朝鮮民族にとっては不幸な歴史の始まりであったかもしれないが、韓国の経済発展はアメリカとの同盟関係によって支えられてきたのではないだろうか。但し、アメリカのような民主主義は今でも根付いてないように見受ける。朝鮮半島が分断されないで1つの国家だったとしたら、今頃はどのような国家になっていたのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当事国でない第三国の人間が詳細、綿密に調査を行った現代朝鮮史。
近年の和訳された朝鮮史(それも3年前をピークとして)というのは、殆どが朝鮮人、日本人いずれかの手によるものであり、時代性も伴って、政治的要素を過分に含むケースが多い。
この論文は目的が政治的意図に左右されるものではなく、純粋に学術的で、貴重な参考資料と言える。
それにしても、この本を(自分も含めて)完全に中立、あるいは公正な内容と看做す事に若干の躊躇いを覚えてしまうのが、当事者が客観視することの難しさを表しているように思う。
全2件中 1 - 2件を表示