焼肉の文化史

著者 :
  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750319568

作品紹介・あらすじ

朝鮮半島をはじめ,東アジアに広がる焼肉の文化を歴史,社会現象など多方面から取り上げる。「ホルモン=放るもん」説などこれまで根拠もなく受け入れられていた俗説にも実証的に果敢に挑んだ力作。

感想・レビュー・書評

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  • 【要約】


    【ノート】

  • google翻訳で、「プルコギを食べたい」を韓国語に翻訳して、さらに日本語に戻すと、「焼肉を食べたい」となります。つまり「プルコギ=焼肉」ですが、確かに全く違うものです。そのあたりが何で誤解されるようになったかなどを含め、焼肉の歴史を韓国側、日本側双方の歴史を紐解きながら解説していく本。いろんな方の今までの説(ホルモン、韓国料理説、モツ・・・)に対して、反論をしながら(時に、自分と合う意見だけは尊重する当たりの態度は微妙ですが)なるほどと思わせるような持論を表明しています。聞いたことある話やなんとなく信じていた話に斬りこんでいく姿は楽しかったです。あくまでも一説、の域は出てないような部分もありますが、反論としては十分。反論の反論が聞いてみたいと思いました。

  • 著者からの繋がり
    焼肉好きなら読んでおきたい。

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著者プロフィール

一九四七年岩手県盛岡市生まれ。一九七〇年山形大学文理学部卒業。会社勤務の傍ら一九七六年から朝鮮半島の歴史と文化について学ぶ。二〇〇〇年から日本と朝鮮半島の文化交流史研究に専念。
〈著書〉『焼肉の誕生』(雄山閣、二〇一一年)、『キムチの文化史――朝鮮半島のキムチ・日本のキムチ』(福村出版、二〇〇九年)、『韓国の食文化――朝鮮半島と日本・中国の食と交流』(明石書店、二〇〇二年)、『朝鮮の食と文化――日本・中国との比較から見えてくるもの』(むくげの会、一九九六年)
〈訳書〉尹瑞石『韓国食生活文化の歴史』(明石書店、二〇〇五年)
〈共著〉『ニッポン猪飼野ものがたり』(批評社、二〇一一年)、『新コリア百科』(明石書店二〇〇一年)ほか

「2012年 『焼肉の文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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