現代世界の紛争解決学

著者 : オリバー・ラムズボサム トム・ウッドハウス ヒュー・マイアル 宮本貴世

• 明石書店 (2010年1月8日発売)

作品紹介・あらすじ

現代の武力紛争の予防・終結・戦後復興・平和構築・和解について、その方法・手段・対応の理論的・実際的状況を概観すると同時に最新の統計とケーススタディーを用いて実践における障壁を考察。平和学・紛争解決学の第一人者が著した同分野の基本図書。

感想・レビュー・書評

[クールス・メジドナロードノイ・アトノシェニィさんの感想 · 2011年6月6日]

　ブラッドフォード大学の平和／紛争研究の大家たちによる先駆的テキスト。なお、2011年に第３版が英国では刊行されているが、本書は2005年に刊行された第２版を翻訳したもの。

　紛争理論から平和構築まで日本のテキストでは紹介されていない様々な議論を包括的に取り上げており、かなり有用な本。

　少々値段が高く、学部生には手の届かない本だと思うが、是非、図書館等で目を通しておくと良いだろう。

著者プロフィール

1943年，英国生まれ。現在，ブラッドフォード大学平和学部紛争解決学名誉教授，オックスフォード研究グループ会長，紛争研究会会長。紛争研究・解決学，国際関係学専攻。
［主要著書］
Humanitarian Intervention in Contemporary Conflict （共著，Polity Press, 1995），Transforming Violent Conflict: Radical Disagreement, Dialogue and Survival（Routledge, 2010）。

「2010年 『現代世界の紛争解決学』 で使われていた紹介文から引用しています。」