中央アジアを知るための60章【第2版】 (エリア・スタディーズ26) (エリア・スタディーズ 26)

著者 :
制作 : 宇山 智彦 
  • 明石書店
3.50
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本棚登録 : 69
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750331379

作品紹介・あらすじ

中央アジア5カ国を中心に、新疆ウイグル、アフガニスタン情勢をも視野に入れ政治・経済、文化、生活、歴史およびその現状を概説した好評の2003年初版に一部修正を加え、以後の変化を簡潔に追記して、2000年代の重要な変化を記述する。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    「~スタン」の国々が乱立する中央アジア。ほとんどの日本人からは縁遠い存在だが、各国・各民族にはアイデンティティがあるはず、…と思い本書を読んだ。
    正直読み終わっても「~スタン」の説明はまだまだできないが、少しだけ身近に感じることができたかもしれない。

    意外だったのは、中央アジアに一定数の朝鮮民族が居ること。日本とは違う面をここで感じるとは思わなかったが、朝鮮もユーラシア大陸の一部であるということか。

  • 中央アジアに関して、様々な観点から解説されていて、1章あたり4~5ページで書かれているので読みやすい。

    カザフスタン・キルギスを旅行中(2016/5)に読み、中央アジアの各国は共和制を謳いながら、ウズベキスタン・カザフスタンの両国は独立後、大統領の交代は一度もなく、トルクメニスタンは大統領の死去により、一度だけ。タジキスタンも内戦後の一度だけと事実上の独裁体制となっている。

    キルギスのみ、独立後4人目の大統領となっている。

  • 旅行の予習として。
    もっと図解がほしかった。耳慣れない地域や人名が多くてちょっと
    つらくて。

  • 中央アジアにアフガニスタンを含めないのはなぜだろう。

    政治、文化、宗教、経済、歴史がわかった。
    シルクロード、日本との関係など、今後の理解の手掛かりは得られた。

  • トルクメニスタンはニヤゾフ政権末期に一種の鎖国政策を行うことになり、その中で映画館を封鎖され、映画製作も行われなくなった。しかしニヤゾフの死後、状況は穏やかだが変わり、2009年春には一部の映画館が再開されたようだ。
    中央アジアでロシア人にそのルーツを訪ねてみると両親や祖父母にロシア人以外の民族出身がいることが非常に多い。地元の民族など。
    中央アジアという土地への愛着も人によって様々であり、地元民族の言語や文化を尊重する人も蔑視する人もいる。
    ロシアから中央アジアへの移住はロシア帝国による中央アジア支配の確立とロシアにおける農奴解放を背景に19世紀後半から始まる、20世紀初頭に急増した。

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著者プロフィール

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授。専門は中央アジア近現代史、比較政治。著書に『現代中央アジア:政治・経済・社会』(共編著、日本評論社)、『ロシア革命とソ連の世紀5 越境する革命と民族』(編著、岩波書店)、『ユーラシア近代帝国と現代世界』(編著、ミネルヴァ書房)などがある。

「2022年 『UP plus ウクライナ戦争と世界のゆくえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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