ブラジル・サンパウロ市生まれの日系3世、自称「在日ブラジル人1世」。ひいきのサッカー・チームはサンパウロFC。サンパウロ大学ジャーナリズム学科卒業後、Abril出版社勤務。1990年に国費留学生として来日。新潟大学大学院および東京大学大学院を経て、在日ブラジル人向けのポルトガル語新聞の編集長を3年間務める。日伯の移民やメディアを研究するかたわら、ジャーナリストとしても活動。日本各地で日本人市民やブラジル人住民を対象に国際交流や共生をテーマに数多くの講演を行う。2004年より武蔵大学社会学部メディア社会学科専任講師、2007年より准教授。
著書(共著)として、『移動する人びと、変容する文化——グローバリゼーションとアイデンティティ』(御茶の水書房、2008年)、『テレビニュースの解剖学——映像時代のメディア・リテラシー』(新曜社、2008年)、『トヨティズムを生きる——名古屋発カルチュラル・スタディーズ』(せりか書房、2008年)、Transcultural Japan: At the Borderlands of Race, Gender, and Identity(Routledge Curzon, 2008)、『叢書グローバル・ディアスポラ6 ラテンアメリカン・ディアスポラ』(明石書店、2010年)など、多数。なかでも、皆さんに最も読んでいただきたいのは、在日ブラジル人向けの雑誌ALTENATIVAに連載しているポルトガル語のコラムである。
「2010年 『ブラジルを知るための56章【第2版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」