ボードリヤールなんて知らないよ

  • 明石書店
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750334462

作品紹介・あらすじ

2007年の死去後も、世界中で読み継がれるジャン・ボードリヤール。日本でも3・11後、再び注目を集めている。彼の思想の、力の源泉はどこにあるのか。塚原史の翻訳・解説で贈るJB入門の決定版。マンガだからこそ分かる、JBの深層世界へようこそ。

感想・レビュー・書評

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  • だいたい中期くらい?までのボードリヤール(JB)の総括本。この著者のグロい絵と、割と丁寧な内容は結構はまる。(確かフーコー版もあったような。)

    ただ、『消費社会の神話と構造』でいかに消費社会がコード化されていくかまでは面白いけど、シミュラークル以降はちょっと??これを読んでもそこは変わらなかった。現実のコピー(コード化された現実)のみが世界に存在するようになると。終末の不在。超ニヒリズム。

    結局のところ、0から1までの両極端を考えるまで納得できないこと、大いなる中庸を認めないことが哲学者の条件かと思えてきた。そうでもなきゃ、「9.11は起こらなかった」なんて言えんでしょう。

    塚原史の解説さえなければ、良書なのに。残念ですな。

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