現代台湾を知るための60章【第2版】 (エリア・スタディーズ 34)

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  • 明石書店 (2012年1月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750335285

現代台湾を知るための60章【第2版】 (エリア・スタディーズ 34)の感想・レビュー・書評

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  • 【目次】
    はじめに――「21世紀の台湾」、南隣りの島のゆくえ(2012年春節 台湾より北上すること2000キロの北の島にて 亜洲奈みづほ) [003-006]
    目次 [007-012]

    I 国際関係――国際社会の荒波のなかで 013
    第1章 国際的地位――国際社会の荒波を乗りこえて
    第2章 近くて「近い」隣国――過去へのまなざし・日台両国民の意識
    第3章 日台交流、「今」へのまなざし――日本好き族の担う新しい関係
    第4章 それぞれひとつの国?――台湾海峡両岸関係・対大陸中国(1)
    第5章 台湾海峡の波だち――台湾海峡両岸関係・対大陸中国(2)
    第6章 韓国ブーム――冷戦構造の遺構を抱えて・対大韓民国
    第7章 在台東南アジア人――人的交流・対ASEAN諸国
    第8章 美麗島を通りすぎてゆく外部勢力――前近代の外来政権

    II 政治――民主化時代の主体台湾 055
    第9章 ブルー陣営、グリーン陣営――二大政党政治時代
    第10章 直接選挙実施――民主化の達成
    第11章 台湾か?中華か?――揺れる国家的アイデンティティー
    第12章 「民主化の父」――李登輝学校の台湾志向教育
    第13章 東アジアの火薬庫――「大陸への抵抗」から「台湾海峡防衛」へ
    第14章 対中路線――反中でも親中でもない「和中」

    III 経済――先進工業国の横顔 085
    第15章 アジアNIESの優等生――安定成長時代を迎えた貿易大国
    第16章 コンピューター大国――ふたつの「兆元」、ふたつの「花形」産業
    第17章 携帯電話普及率・旧・トップのIT社会――E時代
    第18章 相手方ブランド生産による世界進出方法――OEM生産
    第19章 オペレーションセンター機能――経済ネットワークにおける中間統括の役割
    第20章 台湾海峡両岸の開放――「大三通(通商・通航・通信)」の時代
    第21章 対中投資の活発化――「ECFA」締結から大中華経済圏へ
    第22章 農業のサバイバル――WTO加盟とECFA締結のインパクト
    第23章 バイオテクノロジー革命――胡蝶蘭の生産、世界一
    第24章 遠洋マグロ漁獲高世界2位――遠洋漁業から養殖業まで
    第25章 外貨準備高世界4位の「金あまり国」――貯蓄・投資事情
    第26章 ショッピングセンター時代――女たちの購買革命

    IV 社会――重層的な多元社会 145
    第27章 「奢華」時代の若者たち――「台湾の悲哀」を知らない世代
    第28章 亜熱帯気質のなごやかさ――ゆとりと緑の地
    第29章 異文化吸収能力――国際化
    第30章 マルチリンガル――多言語社会の葛藤
    第31章 教育のボーダーレス化――小中高一貫教育と国際化
    第32章 スーパーレディの社会進出――共働き社会と女性の地位改善
    第33章 ライフスタイルの自由化――少子化、離婚、同性愛
    第34章 高齢化社会――家族扶養の原則
    第35章 バリアフリー――ユニバーサル・デザインをめざして
    第36章 エコロジー志向――環境対策
    第37章 緑豊かな島――亜熱帯の植生と人々の意識の変化
    第38章 先住民のエスニシティ――過去形でなく個性として
    第39章 多民族国家の重層性――エスニック・グループ
    第40章 「台湾」も「中華」も込み、2倍の存在――新台湾人

    V 文化――充実したコンテンツ 217
    第41章 台湾島再発見――本土化
    第42章 郷土文学――台湾意識の見直し
    第43章 中国語圏の出版センター――出版の電子化、国際化
    第44章 中華文明の変容――漢民族の台湾化
    第45章 都市「民俗」リミックス文化――現代に生きる伝統モチーフ
    第46章 大衆文化の輸出――「華流」の一大発信源
    第47章 二大伝統行事の現在形――現代の旧正月・春節と、端午節
    第48章 信仰というヒーリング――現代に息づく民間信仰
    第49章 世界宗教の博物館――自由な神仏の宿りたまう地
    第50章 健康第一のワザ――フット・リフレクソロジーと太極拳
    第51章 自然派志向――黒髪の素肌美人のみずみずしさ
    第52章 リラクセーションの天国――アフター5と休日の楽しみ
    第53章 烏龍茶の世界化――包種茶のふるさと
    第54章 プロ野球リーグ再編成――八百長事件を乗りこえて

    VI 芸術――美の宝庫 289
    第55章 国際映画祭受賞――ポスト「台湾ニューウェーブ」時代の世界進出
    第56章 近代絵画の台湾風情――「我々の美術」とは何か
    第57章 立体芸術のパワー――インスタレーション
    第58章 焼きものの郷、鶯歌――郷土工芸復興支援(1)陶磁器
    第59章 木彫王国、三義――郷土工芸復興支援(2)木彫り工芸
    第60章 現代化した伝統芸能――郷土芸能復興支援(3)人形劇「布袋戯」

    参考文献・参考資料一覧 [321-325]
    初出一覧 326

  • 第137回 『現代中国を知るための~』の姉妹版、台湾編です...(2012.4.27)
     
    『現代中国を知るための~』の姉妹版、台湾編です。

    昨年辛亥革命100周年を迎え、対中(大陸)交流も深まり、何かと注目の集まる台湾です。
    1テーマ(1章)5ページとコンパクトな本書で、多彩な台湾を様々な視点から見てみてはいかがでしょうか。

  • ○この本を一言で表すと?
     現代の台湾についてバランスよく知ることができる本


    ○この本を読んで面白かった点・考えた点
    ・一人の著者が自身の感じていることや考えていることも交えて書いていましたが、事件や経済の状況等については客観的に書かれ、文化等については主観的に書かれていて適切に書き分けられているなと思いました。書かれている分野のバランスもよかったです。

    ・中国と台湾の関係の盲点として「台湾が中華人民共和国に一度も支配されたことがない」というのは言われてみれば確かにそうだなと思いました。国際関係として同じ中国という視点と異なる国家という視点を考えてみる上で面白いなと思いました。中国と台湾の間で経済的な交流が続いているというのは当然のことだと思いましたが、それぞれの来歴や主張を考えてみると不思議な気もしてきましたが、名目と実利を使い分けている漢民族同士と考えると面白いなと思いました。(Ⅰ 国際関係)

    ・国家の成立経緯から国民党として中国も支配地域という考え方と台湾独自で国家としてやっていくという考え方が対立しているというのは複雑だなと思いました。1980年代まで世界最長の戒厳令が敷かれていた台湾が現在では完全に自由の国と評価されるまでにした李登輝やその後の陳水扁等の動きも凄いなと思いました。国民党の一党独裁から穏便に民主進歩党に政権交代し、また国民党政権に戻ったという流れは日本の動きとかなり似ているなと思いました。(Ⅱ 政治)

    ・台湾がOEMを受託することをずっとやってきて最近になって企業名が表に出始めたことは知っていましたが、ある程度国策的な動きでもあったというのはすごいなと思いました。ノートパソコンやネットブックで台湾のエイサーやアスースが有名なことは知っていましたが、ハードだけでなくソフトにも進出し、かなりの基盤を築き上げていること、ハードを生産することは他国に任せてオペレーションセンターとなっていることなど、時代の流れの中でうまく舵を切っているように思います。中国とのECFA(経済協力枠組み協議)や他国とのECFAなど、立場的にFTA・EPAが締結できない中でうまく遣り繰りしているところはずっと同じ環境で苦労しているが故の強かさかなと思いました。(Ⅲ 経済)

    ・台湾と少数民族のイメージが現代ではあまり結びついていませんでしたが、少数民族の権利も尊重され、教育面や文化面でも多様性が保たれていることは初めて知りました。亜熱帯・島国・工業国等の様々な組み合わせで独自性があるこの地域で環境問題も含めてうまく対応できている印象を受けました。日本を追い越して日本以上の高齢化社会になっていく見込みであるというのは、今後どう対応していくのかは日本の参考にもなりそうだと思いました。(Ⅳ 社会)

    ・東南アジア等の国家と異なり、台湾では自分たちの独自の文化の産物をうまく世界に発信して認められている印象を持ちました。宗教や民間信仰との付き合い方が日本と似ているなと思いました。(Ⅴ 文化)

    ・芸術面でも分野としては日本と似ていながら独自の芸術を生み出していて興味深かったです。(Ⅵ 芸術)


    ○つっこみどころ
    ・イベントや事件の起きた年がほとんど書かれておらず、その割に「その三年後」などの年を意識した記述もあり、時系列で理解したい人にとっては不親切な書かれ方がされているなと思いました。

  • 【配置場所】工大選書フェア【請求記号】302.224||A【資料ID】91132566

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:302.224||A
    資料ID:95120564

  • 図書館にて。
    2012年1月に第2版が出ており、最新の台湾事情が記述されている。
    国際関係、政治、経済、社会、文化、芸術の章に分かれており、
    最新の事情から歴史的な背景まで網羅的に押さえられている。
    この本を読めば、台湾旅行に行って楽しめる基礎知識も身につくし、
    ビジネス系週刊誌等を読んでも、十分理解ができる。

    日本企業にとって、
    台湾も昔は現在の中国のように労働集約的な進出先であったのが、
    意外な情報だった。台湾を見ていれば、大陸中国に進む方向が
    見えるかもしれない。
    外貨準備高世界4位の金余り国だというのも意外だった。

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現代台湾を知るための60章【第2版】 (エリア・スタディーズ 34)の作品紹介

大陸中国の攻勢をうけ国際的地位において「抑圧」を受ける台湾。だが、実態はそのようなイメージをあざ笑うかのように、新しい横顔を見せつつある。本書は国際関係、政治、経済、社会、文化、芸術の多面的な視点により台湾を浮き彫りにする魅力ある一冊。

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