イタリアを旅する24章 (エリア・スタディーズ 96)

著者 :
制作 : 内田 俊秀 
  • 明石書店
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本棚登録 : 24
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750335827

作品紹介・あらすじ

イタリアにはどんな大都市でも小さな田舎町でも、特徴的な町並みや自然、歴史遺産、美術品、料理などの豊かな個性がある。長年この国と深く関わってきた著者たちがそんなユニークな町の数々とその素顔を紹介し、私たちを惹きつけてやまないこの国の魅力を綴る。

感想・レビュー・書評

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  • しばらくイタリアの田舎に住んでいたことがあるので、いつか機会があったらイタリアの田舎を1ヶ月位レンタカー借りてあっちこっち周ってみたいなと本気にさせる24章でした。昔のイタリアはそのまま今も残っているんでしょう。イタリア人のマリレーナ・マリンチョーニさんが著者のお一人です。コラム02 チンクエ・テッレのワインとか、11章 至高の生ハム、おいしさの秘訣 パルマ2、10章 絶品チーズ、パルミジャーノができるまで パルマ1、9章 酢の王様 バルサミコ モデナ なんか、とても丁寧な取材で、日本語文章も素晴らしいです。

  • EU企画展2022「Ciao!イタリア」で展示していた図書です。

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB09037044

  • 図書館で借りた。
    シリーズの中では少し異質で、旅行記のような文章。文章の表現が叙述的というのか、まるでテレビの旅番組を見てるような気分にさせる上手さがあり、引き込まれた。

  • 内田俊秀氏執筆編集、井口勝文氏、清水里香さん、マリレーナ・マリンチョーニさん執筆。
    それぞれに個性があって面白い。
    清水さんはイタリア人のご主人と子供さんとローマに住んでいます。読んでいると須賀敦子さんを思い出します。
    マリンチョーニさんは大阪大学で先生をしていたかたで、大阪弁が喋れるらしいです。話の中に大阪のおばちゃんが登場したりします。
    彼女によるヴェネツィア(21のほう)の文を読んで、早く行かなければと思いました。

    イタリア観光旅行というより、長く滞在している人が旅をするという印象。
    NHKBSの火野正平さんのこころ旅みたいな。
    読んでみて行きたくなったところはたくさんあるけど、イタリア語ができないと難しいかなと思います。

    1古代エトルリアの影―タルクィニア
    2受け継がれる古代の美意識―ローマ
    3ポンペイ遺跡と近代の美術―ナポリ
    4海に眠っていたギリシャの戦士―レッジョ・ディ・カラブリア
    5中世の華麗な芸術にふれるーシエナ
    6ルネッサンスの精華―フィレンツェ
    7謎めいた怪獣の森―ボマルツオ
    8まぼろしの楽園―ニンファ
    9酢の王様バルサミコーモデナ
    10絶品チーズ、パルミジャーノができるまでーパルマ?
    11至高の生ハム、おいしさの秘訣―パルマ?
    12北の三つ星レストラン「ダル・ペスカトーレ」―カンネート・スッローリオ
    13南の二つ星レストラン「ドン・アルファンソ1890」-サンターガタ・スイ・ドゥエ・ゴルフィ
    14自然が育むおいしさーアブルッツォ州・モリーゼ州
    15時の迷路を歩くーヴェネツィア
    16歴史が静かに息づく町―ペルージャ
    17田舎の海辺でイタリア的休暇―チンクエ・テッレ
    18地中海一きれいな海―サルデーニャ島
    19中部イタリアの桃源郷―メルカテッロ・スル・メタウロ
    20気品ある街と友人たちの面影―トリノ
    21美と芸術を育む町へー北部イタリアーヴェローナ、パドヴァ、ヴェネツィア、ラヴェンナ、カッラーラ
    22中世の余韻にひたる愉しみー中部イタリアーサン・ジミニャーノ、ピエンツァ、ウルビーノ、オルヴィエト、アッシジ、スポレート、トゥスカーニア
    23歴史と文化の堆積層を見るーカンパーニア州―エルコラーノ、パエストゥム、ソレント
    24地中海の島に残る多民族の足跡―シチリア島―タオルミーナ、パレルモ、カルタニセッタ、アグリジェント

  • マニアックなコラム集です。

    イタリアに行く機会がなくとも食べ物の話は、特におもしろいのではないでしょうか。たとえば、バルサミコ酢の本当の意味とか、パルメザンチーズがどうしておいしいのかというお話は、へーと思って読めます。

  • 行く予定の所だけ読んだ。
    「第2部 食の宝庫を旅する」には興味が持てない。
    「時の迷路を歩く―ヴェネツィア」やはりヴェネツィアを歩くのは難しいのか。

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著者プロフィール

京都造形芸術大学芸術学部教授。神奈川県生まれ。明治大学文学部卒業。イタリア国立ローマ中央修復研究所や文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)に留学。専門は文化財の保存修復。
著書に、日本産業技術史学会編『日本産業技術史事典』(思文閣出版、2007年)、京都造形芸術大学編『文化財のための保存科学入門』(角川書店、2002年)(いずれも共著)など。

「2012年 『イタリアを旅する24章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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