「辺境」からはじまる―東京/東北論―

  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750335889

感想・レビュー・書評

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  • 論文集。知っている東北の確認と全く知らない東北があった。読んでよかった。執筆者達の現実的で冷静な報告。モノカルチャーではなく多様性。自立。
    優しく多少情緒的な赤坂氏と、身もふたもなくきっぱりしている小熊氏のやりとりが絶妙。

  • 東北学の赤坂憲雄が戻ってきた。論文集自体は読み切れなかったが、巻末の小熊英二との対談で総括されている。 震災からの復興について、原状復帰のような甘い夢物語を許さない厳しい現状分析と歴史認識が提示されている。

著者プロフィール

1953年、東京生まれ。学習院大学教授。専攻は民俗学・日本文化論。
『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞。
『異人論序説』『排除の現象学』(ちくま学芸文庫)、『境界の発生』『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫)、『岡本太郎の見た日本』『象徴天皇という物語』(岩波現代文庫)、『武蔵野をよむ』(岩波新書)、『性食考』『ナウシカ考』(岩波書店)、『民俗知は可能か』(春秋社)など著書多数。

「2023年 『災間に生かされて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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