ニューヨークからアメリカを知るための76章 (エリア・スタディーズ) (エリア・スタディーズ 102)

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  • 明石書店
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750336367

感想・レビュー・書評

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  • 「デリヴァティブの基本的な目的はCDSやCDOをはじめとするリスクの分散にある。これはWTCの中央エレヴェーターの大黒柱と鳥籠で衝撃を分散させる柔構造と通底する。…肝心なことは、こうしてリスクと衝撃を逸らせば逸らすほど、ビルやビジネスを無際限に拡大できることだ。ところが同時に、リスクと衝撃の総量も増えるのである。その総量のすさまじさがついに可視化したのが、2008年の大不況のスケールだったのだろう。」ほんと?笑

  • はー疲れた。400ページ超のNYの歴史と文化の変遷を綴った本は本当に読みごたえがあって、何度も心が折れそうになった。

    それでも最後まで読み切れたのは、自分がハマった街がどうやってできたのか、どういう人たちで構成されているのか、それを知りたいという好奇心だけだった。

    これからNYに足を踏み入れる時は、きっと記憶の奥底に残るこの本で得た知識が感性に色を添えてくれるんだと思う。

    忙しい毎日ではきっと出てこないけれど、ふとした一息だったり、ぼーっとしている時に。

    そうなることが楽しみ。

  • ニューヨークを通して見た「アメリカ文化論」

    個人的にはあまりアメリカ文化について詳しくないせいか、内容が分かりずらかった。

    ただ「ニューヨークはバラエティーに富んでいて面白そう」と感じ、ニューヨークに一度行ってみたくなった。

著者プロフィール

1936年愛媛県生まれ。明治大学名誉教授。日本翻訳家協会評議員、日本ポップカルチャー学会顧問、日本ペンクラブ会員(元理事、元国際委員長)。著書に、『ワスプ(WASP)――アメリカン・エリートはどうつくられるか』(中公新書)、『ブッシュ家とケネディ家』(朝日選書)、『なぜアメリカ大統領は戦争をしたがるのか?』(アスキー新書)、『誰がオバマを大統領に選んだのか』(NTT出版)、『オバマ・ショック』(町山智浩との共著、集英社新書)、『アメリカ合衆国の異端児たち』『大英帝国の異端児たち』(共に日経プレミアシリーズ)、『ジョージ・ソロス伝』(李白社、発売元ビジネス社)、『大統領選からアメリカを知るための57章』『ニューヨークからアメリカを知るための76章』『カリフォルニアからアメリカを知るための54章』『オバマ 「黒人大統領」を救世主と仰いだアメリカ』『アメリカを動かすスコッチ=アイリッシュ――21人の大統領と「茶会派」を生みだした民族集団』(いずれも明石書店)ほか。訳書に、『ヴィジュアル・ヒストリー アメリカ――植民地時代から覇権国家の未来まで』(アレン・ワインスタインほか著、東洋書林)、『白人の歴史』(ネル・アーヴィン・ペインター著、東洋書林)『リンカーン――うつ病を糧に偉大さを鍛え上げた大統領』(ジョシュア・ウルフ・シェンク著、明石書店)ほか。

「2015年 『映画で読み解く現代アメリカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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