グアム・サイパン・マリアナ諸島を知るための54章 (エリア・スタディーズ 105)

著者 :
制作 : 中山 京子 
  • 明石書店
3.20
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本棚登録 : 29
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750336435

作品紹介・あらすじ

日本における認識は、ショッピングやマリンスポーツ、もしくは第2次世界大戦の戦争の記憶と、特定のトピックにかたよっている。本書では、グアム・サイパンを中心としたマリアナ諸島について、先住民チャモロの視点に重きをおき自然・歴史・社会・文化を描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    エリア・スタディーズから1冊。今回は小笠原諸島よりさらに南、グアムやサイパンを含んだ、マリアナ諸島について。
    このあたりの先住民はチャモロという。私の世代ではドラクエのキャラクターの方が思い浮かぶ名前だ。
    太平洋戦争絡みの話が出てくるのは予想通り。横井庄一氏が観光名所化されているのは知らなかったので驚き。令和の今でも伝承されているのだろうか?
    また、今現在はすべてアメリカ合衆国の領土となっているが、グアムと北マリアナ諸島では異なる歴史を辿っていたのも知らなかった。

    興味を持つページはそう多くはなかったものの、知らなかった事を知り、勉強になった1冊でした。

  • ふむ

  • 図書館にて、途中まで。
    もうすぐグアム旅行に行くというのに、グアムについて何も知らないと思って手に取った一冊。そこでまたしても従軍慰安婦についての文に出会ってしまう。やっぱり、日本兵が強制的に現地の女性を連行していたのも事実なんだなぁ。それでも、現地の戦争体験者が、この事実を日本人に知っていてほしいが、だからといって恨み合うのではなく、平和を築いていってほしいと語られていた。お互いに仲良く生きていく術を考えて、実践していきたい。はー、どっかの国とはえらい違いよね。誰もが望んでるはずの世界平和、だけど国や宗教が変わればそれぞれが目指す世界平和は幾通りも存在するわけで、なかなか難しいなぁー。

  • 地元の人の声を多く集めた労作だと思いました。マリアナ諸島を「知る」端緒として充分以上のボリューム。

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著者プロフィール

帝京大学
主要業績:『先住民学習とポストコロニアル人類学』(御茶の水書房、2012年)、『グアム・サイパン・マリアナ諸島を知るための54章』(編著、明石書店、2012年)、『グアム・チャモロダンスの挑戦――失われた伝統・文化を再創造する』(明石書店、2018年)。

「2023年 『国際理解教育と多文化教育のまなざし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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