子ども・家族支援に役立つ面接の技とコツ 〈仕掛ける・さぐる・引き出す・支える・紡ぐ〉児童福祉臨床

  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750337302

作品紹介・あらすじ

発達相談や非行・虐待相談で「来てよかった」と思ってもらえる効果的な面接を行うにはどうすればよいか。子ども・家族支援の現場に長年携わってきた著者たちが「仕掛ける・さぐる・引き出す・支える・紡ぐ」の5つのキーワードと豊富な事例を元にわかりやすく伝授する。

感想・レビュー・書評

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  • 面接の上手な先輩職員よりお薦めされて読みました。自分の面接を見直すいいきっかけになりました。

  • 先方が乗り気でない面接の場面でも、役立つ技やコツが紹介されています。

    ずっと積読にしていて、出版からだいぶ時間が経ってから読み終えたのですが、面接についての大切な芯の部分が紹介されていて、普段の面接の振り返りにとても役立つ内容だと感じました。

    特に「ある言動に対して、少なくとも3つの可能性を考え、検証する」という観点は、支援者側のわかったつもりや決めつけを防ぐためにも大切な留意点だと思いました。

  • まだ家族面接の経験に乏しいからか、吸収しきれないところが多かったように思う。章ごとに筆者が異なるため体系的に家族面接のコツを学ぶということは難しかったが、面接者それぞれが大切にしていることに触れられたように思う。
    この先 面接経験を積んで行く中で 「あっ 今のこの感じはよかった」 「この関わりはよかったかも」となったとき、「そういえば以前どこかで読んだ本にこんなことも書いてあったかも」と繋がってくると良いなと思う。

  • 複数の児童支援に携わってきた方々が独自の視点から家庭支援や面談で注意すべき点を挙げ、説明している。
    それぞれのやり方や例を挙げて説明するスタイルは家族を支える、見守る、援助者の姿勢など共通した土台の上で出来上がっていることがわかる。
    様々な視点があることを知ることが出来るし、一つのやり方に縛られる必要のないことも気付く良い本です。

  • すばらしい先生方が力を合わせて執筆された本にこんな言い方は良くない気がすごくするけれど・・・ほんとに素敵な面接本です!
    まだまだここに書かれているスキルを自分のものにはできないかもしれないけれど、確かに実践的に役立ちそう。そして方法論ではなく、心構えやプロ意識のようなものをしっかり伝えてくれる。
    全部を同じ力で読む必要は無いと思う。ふぅん、こーゆうのもあるんだってものもあれば、これは!と感銘を受けるものもある。
    本格的に相談業務に携わる日が来たら、ぜひ再読しよう!

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著者プロフィール

1954年に鹿児島県鹿児島市で生まれ、福岡県北九州市小倉区(当時)で育つ。同志社大学で心理学を学び、京都府の児童相談所に28年間勤務して早期退職。その後16年間、京都先端科学大学(旧京都学園大学)と京都橘大学で心理学科の教員業に従事。2023年からフリーランス。有志による「そだちと臨床研究会」所属。児童福祉や教育分野などにおける対人援助が専門。いくつかの子ども家庭支援機関や学校関係に、事例検討会や研修会でかかわっている。著書に『要保護児童対策地域協議会における子ども家庭の理解と支援――民生委員・児童委員、自治体職員のみなさんに伝えたいこと』(明石書店 2021年)などがある。臨床心理士。

「2023年 『子ども家庭支援の勘ドコロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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