日本人の「男らしさ」 -サムライからオタクまで 「男性性」の変遷を追う-

  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750337456

作品紹介・あらすじ

男性であるとは何を意味するのか? 時代によってその意味するところは大きく変化してきた。侍、商人、軍人、自衛隊員、労働組合員、ホームレス、オタク、ロボット…。外国人研究者たちが日本人の「男性性」に取り組んだ論集。一般向けとしても面白く読める。

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  • 【書誌情報】
    編著:サビーネ・フリューシュトゥック
    編著:アン・ウォルソール
    監訳:長野ひろ子
    定価:3,800円+税
    出版年月日:2013/01/25
    ISBN:9784750337456
    版型:A5 312ページ

     男性であるとは何を意味するのか? 時代によってその意味するところは大きく変化してきた。侍、商人、軍人、自衛隊員、労働組合員、ホームレス、オタク、ロボット…。外国人研究者たちが日本人の「男性性」に取り組んだ論集。一般向けとしても面白く読める。
    https://www.akashi.co.jp/book/b107700.html


    【目次】
    日本の読者の皆さまへ(サンタバーバラと東京にて サビーネ・フリューシュトゥック、アン・ウォルソール) [003-004]
    凡例 [004]
    目次 [005-007]


    序章 男性と男性性を問い直す[サビーネ・フリューシュトゥック、アン・ウォルソール] 008


      第I部 侍の遺産

    第1章 鉄砲のジェンダー ――日本近世における技術と身分[アン・ウォルソール]
    第2章 名と誉れ―― 一七世紀商人の覚書(ルーク・ロバーツ)
    第3章 日本国家における武士道とジェンダー化された身体――サムライ志願者への檄文(ミッシェル・メイソン)
    第4章 ヒロイズムの後に――真の兵士は死ななければならないのか?(サビーネ・フリューシュトゥック)


      第II部 周縁の男たち

    第5章 衰退していく労働組合員――戦後労働運動における階級とジェンダー(クリストファー・ガータイス)
    第6章 サラリーマンはどこへ行った?――『電車男』に見る男性性・マゾヒズム・テクノモビリティー(スーザン・ネイピア)
    第7章 日本の都市路上に散った男らしさ――ホームレス男性にとっての自立の意味(トム・ギル)


      第Ⅲ部 身体と境界

    第8章 壁を登る――日本のスポーツサブカルチャーにおける覇権的男性性の解体(ウォルフラム・マンツェンライター)
    第9章 男として不適格?―― 二〇世紀初頭の日本における徴兵制・男性性・半陰陽(テレサ・A・アルゴソ)
    第10章 恋愛革命――アニメ、マスキュリニティ、未来[イアン・コンドリー]
    第11章 ロボットのジェンダー ――日本におけるポストヒューマン伝統主義[ジェニファー・ロバートソン] 

    監訳者あとがき[長野ひろ子] [304-307]
    原著者略歴 [309-310]

  • サビーネ・フリューシュトゥック 編『日本人の「男らしさ」』明石書店、読了。「サムライからオタクまで「男性性」の変遷を追う」(副題)外国人研究者(カリフォルニア大学)による日本人「男性」論集。話題が幅広いが、考察は目から鱗で、読みやすく面白い論集。眼差しを見直すきっかけになる一冊。

    日本男性の「男らしさ」とは―自衛隊を取材した米大女性教授に聞く - WSJ

    http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323796904578178590803560734.html

    自衛隊に短期入隊取材した、『日本人の「男らしさ」』(明石書店)編著者へのインタビュー。「おそらく新種の男らしさに最も適応できない世界が、政治ではないか」。

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