カリフォルニアからアメリカを知るための54章 (エリア・スタディーズ103) (エリア・スタディーズ 103)
- 明石書店 (2013年6月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750338170
作品紹介・あらすじ
旧大陸から、アジアから、中南米から、移民たちは成功を夢みて西海岸をめざした。建国以来アメリカン・ドリームを一身に担ってきたカリフォルニアは今後も黄金の輝きを放ち続けることができるか。
感想・レビュー・書評
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図書館で借りた。
~を知るためのシリーズ、私は既に24冊目となる。現地の声や実際に住んでみての体験に基づいた貴重なものが多く、かつ読みやすい文体なので好んで読んでいるが、本書は大学教授センセイ一人によるものらしく、シリーズの中では異質だ。
知識は非常に詰まっているが、教科書チックな雰囲気で、小難しさを感じる。
このシリーズに求めている色ではないかな、ってのが正直な感想。
アメリカ・カリフォルニアなら、日本人も多いし、記事は集まりそうなものだが…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このシリーズには珍しく単著。グダグダした語りでイライラさせられるところもあるが、軽く読める雑誌記事みたいな感じ。
とりあえずスノッブなノーキャルと、俗物的なソーキャルという対比は理解した。
LAにたくさん人が住めるようになったのは山から水を引いてきたので。あと鉄道が引かれてきて不動産ブームに。いまはラティーノがどんどん入ってきている。治安が悪いところはそこかしこにある模様。 -
面白い内容にも関わらず,非常に読みにくい…
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NCとSCの対立はボストンがニューヨークに対してひがむのと似ている。NCには水がある。SCには水を買うか盗むだけの金がある。
パワー分散の重要な旗頭は、ウェストサイドの東欧ユダヤ系の勢力だった。ユダヤ系は郊外開発で不動産、建設業に参画し、陽光の桃源郷を得るLAのCC勢力の伝統にアールデコの要素で建築感覚を現代化して建物の新意匠での模様替えブームを引き起こした。