カリフォルニアからアメリカを知るための54章 (エリア・スタディーズ103) (エリア・スタディーズ 103)

著者 :
  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750338170

作品紹介・あらすじ

旧大陸から、アジアから、中南米から、移民たちは成功を夢みて西海岸をめざした。建国以来アメリカン・ドリームを一身に担ってきたカリフォルニアは今後も黄金の輝きを放ち続けることができるか。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    ~を知るためのシリーズ、私は既に24冊目となる。現地の声や実際に住んでみての体験に基づいた貴重なものが多く、かつ読みやすい文体なので好んで読んでいるが、本書は大学教授センセイ一人によるものらしく、シリーズの中では異質だ。
    知識は非常に詰まっているが、教科書チックな雰囲気で、小難しさを感じる。

    このシリーズに求めている色ではないかな、ってのが正直な感想。
    アメリカ・カリフォルニアなら、日本人も多いし、記事は集まりそうなものだが…。

  • このシリーズには珍しく単著。グダグダした語りでイライラさせられるところもあるが、軽く読める雑誌記事みたいな感じ。

    とりあえずスノッブなノーキャルと、俗物的なソーキャルという対比は理解した。

    LAにたくさん人が住めるようになったのは山から水を引いてきたので。あと鉄道が引かれてきて不動産ブームに。いまはラティーノがどんどん入ってきている。治安が悪いところはそこかしこにある模様。

  • 面白い内容にも関わらず,非常に読みにくい…

  • NCとSCの対立はボストンがニューヨークに対してひがむのと似ている。NCには水がある。SCには水を買うか盗むだけの金がある。

    パワー分散の重要な旗頭は、ウェストサイドの東欧ユダヤ系の勢力だった。ユダヤ系は郊外開発で不動産、建設業に参画し、陽光の桃源郷を得るLAのCC勢力の伝統にアールデコの要素で建築感覚を現代化して建物の新意匠での模様替えブームを引き起こした。

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著者プロフィール

1936年愛媛県生まれ。明治大学名誉教授。日本翻訳家協会評議員、日本ポップカルチャー学会顧問、日本ペンクラブ会員(元理事、元国際委員長)。著書に、『ワスプ(WASP)――アメリカン・エリートはどうつくられるか』(中公新書)、『ブッシュ家とケネディ家』(朝日選書)、『なぜアメリカ大統領は戦争をしたがるのか?』(アスキー新書)、『誰がオバマを大統領に選んだのか』(NTT出版)、『オバマ・ショック』(町山智浩との共著、集英社新書)、『アメリカ合衆国の異端児たち』『大英帝国の異端児たち』(共に日経プレミアシリーズ)、『ジョージ・ソロス伝』(李白社、発売元ビジネス社)、『大統領選からアメリカを知るための57章』『ニューヨークからアメリカを知るための76章』『カリフォルニアからアメリカを知るための54章』『オバマ 「黒人大統領」を救世主と仰いだアメリカ』『アメリカを動かすスコッチ=アイリッシュ――21人の大統領と「茶会派」を生みだした民族集団』(いずれも明石書店)ほか。訳書に、『ヴィジュアル・ヒストリー アメリカ――植民地時代から覇権国家の未来まで』(アレン・ワインスタインほか著、東洋書林)、『白人の歴史』(ネル・アーヴィン・ペインター著、東洋書林)『リンカーン――うつ病を糧に偉大さを鍛え上げた大統領』(ジョシュア・ウルフ・シェンク著、明石書店)ほか。

「2015年 『映画で読み解く現代アメリカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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