戸籍と国籍の近現代史―民族・血統・日本人

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著者 : 遠藤正敬
  • 明石書店 (2013年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750338958

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戸籍と国籍の近現代史―民族・血統・日本人の感想・レビュー・書評

  • 射程広く明治以降を中心として戸籍と国籍についての歴史、現在を批判的に描く。

    手続き論的な細部の話が多かったが、問題意識を抱かせるに足る内容。

  • 【内容紹介】
     日本国家は歴史的に「国籍」のみならず「民族」「血統」といった概念を、戸籍という装置を用いて操作してきた。戸籍は近代日本においていかにして誕生し、国籍と結びついて「日本人」を支配してきたのか。日本独自と言われる制度の存在意義を問う画期的試み。
    http://www.akashi.co.jp/book/b128347.html


    【メモ】
    ・戸籍制度が現状にあわず、問題が現れてきている点を述べた第六章がとても参考になった。


    【目次】
    はじめに [007-026]

    第1章 戸籍とは何か――「日本人」の身分証明 
     1 戸籍が証明するもの 027
     2 監視する戸籍――個人情報の掌握 040
     3 戸籍の「氏」が示すもの――「家名」に一元化された個人の名 048
     4 国籍証明としての戸籍――戸籍に載れば「日本人」? 058
     5 戸籍は世界無二の制度――欧米、中国の身分登録との違い 065
    第2章 国籍という「国民」の資格――日本国籍と戸籍の密接性 
     1 近代国家における国籍――忠誠義務から個人の権利へ 075
     2 日本の国籍法の誕生――血統主義の採用 085
     3 「家」に従属する国籍――家族に求められる「血」の同一性 095
     4 戦後における国籍法の改正――民主化と「日本人」の範囲 103
    第3章 近代日本と戸籍――「日本人」を律する家 
     1 近代以前の戸籍の変遷――封建社会の人民台帳 107
     2 明治国家形成における戸籍の意義――「元祖日本人」の画定 112
     3 戸籍とは「家」なり――家族と「国体」をつなぐ戸籍 132
     4 戸籍の純血主義と家族主義――退けられた個人主義 141
     5 領土画定と「日本人」の拡大――戸籍による蝦夷地・琉球の「日本化」 149
    第4章 植民地と「日本人」――戸籍がつかさどる「民族」「国籍」「血統」 
     1 植民地における「日本国籍」――国籍に表れた強者の論理 161
     2 帝国における戸籍のモザイク――「日本人」のなかの「外地人」 171
     3 「民族」を左右する戸籍――「血統」を食い破る家の原理 186
     4 越境する「帝国臣民」と戸籍――「日本人」を創出する戸籍の諸相 199
     5 満洲国の「国民」とは?――在満「日本人」の国籍と戸籍 215
     6 皇民化政策の急所であった戸籍問題――守るべきは内地戸籍 224
    第5章 戦後「日本人」の再編――「帝国」解体と「帝国臣民」の戸籍と国籍 
     1 旧植民地出身者の「外国人」化――内地戸籍が「日本人」の証 231
     2 戦後「日本人」の回収――引揚者と戸籍 255
     3 戦後沖縄と戸籍――「日本人」への復帰と戸籍の再製 262
    第6章 戸籍と現実のねじれ――開かれた制度となるには 
     1 戸籍の差別主義のゆくえ――外国人と婚外子に対する壁 275
     2 「国民」の資格をめぐる境界線――問われる日本の国籍政策 281
     3 東アジアにおける戸籍の帰趨――韓国・台湾における身分登録制度の変革 290
    おわりに――「民族」「血統」「国籍」というフィクション 297



    【詳細目次】
    目次 [003-005]
    凡例 [006]

    はじめに [007-026]
    「日本人」の証明とは?――国籍か、戸籍か?/戸籍による国民登録――権力装置としての戸籍/「世界に冠たる」戸籍?/戸籍に生きる「家」の思想/なぜ戸籍に「外国人」は載らないのか?/「血統」とは何なのか?/本書の課題と構成

    第1章 戸籍とは何か――「日本人」の身分証明 
    1.1 戸籍が証明するもの 027
    戸籍に記載される「真実」とは/戸籍の索引的機能/「続柄」の特異性... 続きを読む

  • 戸籍についての議論諸々、たとえば婚外子差別や夫婦別姓、外国人の問題が、いかに思い込みと感情論によってなされているかがよく分かる。出生、婚姻、死亡など届け出はライフイベントの度に必要なことであるにも関わらず、なぜわれわれは戸籍についてこんな無知だったんだろう?と恐ろしいことに気づかされた。

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戸籍と国籍の近現代史―民族・血統・日本人の作品紹介

日本国家は歴史的に「国籍」のみならず「民族」「血統」といった概念を、戸籍という装置を用いて操作してきた。戸籍は近代日本においていかにして誕生し、国籍と結びついて「日本人」を支配してきたのか。日本独自と言われる制度の存在意義を問う画期的試み。

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