知ってるつもりで間違える慣用句100

著者 :
  • 亜紀書房
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750512242

作品紹介・あらすじ

100の慣用句を、会話問題+解説読みもので、細かなニュアンスまでおぼえることができる。
辞典や問題集とは違い、持ちやすいサイズで、仕事や家事などの合間や通勤電車の中などで気軽に、さらっと楽しく読める本。ちょっとした教養を身につけたい、ボキャブラリーを増やしたいと考えている人たちに最適。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 女心と秋の空、ではなく、正確には男心と秋の空。
    小鼻を膨らます=不満そうにする様。
    敷居が高い=不義理をしているので行きにくい。
    竹馬の友=幼いころからの友達のこと。今幼い子ども達のことは言わない。信頼している友、は刎頚の友。
    同日の談=同じレベルの話ではないこと。
    快刀乱麻を断つ=よく切れる刀で麻を切る=もつれたことをきれいに解決する。
    横車を押す=横車、ではなく横に車を押すこと=無理を押し通すこと
    肝にこたえる=心に強い衝撃を絵受ける。ex.肝に銘ずる=胸に刻んでおく。肝を砕く=さまざまな対応に悩む。
    棒を飲んだよう=まっすぐ動かないで立っていること。硬直している。
    足元から鳥が立つ=急に思い立ってあわただしくものごとをはじめる。
    九牛の一毛=九とは一番大きな数のこと。多数の中のごく一部分=大海の一滴、と同じ。
    相手変割れ共主変わらず=相手が変わってもこちらは同じ事をしている。悪い事柄につかう。
    意を対する=人の考えや気持ちを理解してそれに従う。自分の考えのことには使わない。
    軌を一にする=あることがらについて立場や方向を同じくする。道を同じにする、の比喩。
    提灯持ち=ある人の手先となってその人をほめて回る者。軽蔑の意味を込めて。人にへつらうことは太鼓持ち。
    覚悟の前=覚悟の上=前もって心構えができていること。
    鳥なき里の蝙蝠(コウモリ)=優れたものや強いものがいないところでつまらない者がいばること。
    理に落ちる=話が理屈っぽくなってしまう(悪いことに使う)。
    非を鳴らす=盛んに非難する。ex.警鐘を鳴らす=あらかじめ警告する。不平を鳴らす=不満を言っている。
    とっこに取る=言質にとる=なにか言ったことを言いがかりのきっかけにする。証拠ではない。
    さらぬ別れ=(さらぬ=避けられぬ)=死別のこと。

  • 田村 秀行 (著)
    100の慣用句を、会話問題+解説読みもので、細かなニュアンスまで覚えることができる本。ちょっとした教養を身につけたい、ボキャブラリーを増やしたいと考えている人たちに最適な1冊。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

著述家、日本語講師。1952年、東京生まれ。京都大学文学部を卒業後、大手予備校の講師を
経て独立。フリーランスの講師として、現代文・古文・漢文を教えるとともに、古典文学の楽しさを現代に伝えるための著作活動を精力的に続けている。
編著書に、『枕草子』『徒然草・方丈記』(以上、ちくま文庫)、『姫様と紀貫之のおしゃべりしながら土佐日記』(学研M文庫)、「さらさら
読む古典シリーズ」(梧桐書院)などがある。

「2012年 『知ってるつもりで間違える慣用句100』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田村秀行の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×