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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750513133
感想・レビュー・書評
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癌についての著作が多い近藤誠医師が免疫療法の間違いについて述べている。
内容としては、癌ができる仕組みと見逃してしまう人の免疫の仕組みの説明をした上で、筆者が海外でも論文で認められている免疫療法は、対象が癌の一部であり方法も副作用が多くあるという前提に立っている。
そのうえで、丸山ワクチン、がんワクチン療法等は免疫機能の理解や論文等から考えると理解できな面があると指摘し、日本は医師免許があれば治験等がやりたい放題にあり、エビデエンスに基づかないままに論文のデータ等を引用することが多くあり、これは英語の論文を読まない人が多いのではないと推測している。
詳細までは自分はわからないが、医学の治験のデータの取り方が難しいことや、データを細工しやすい点も医療統計の問題点であると思う。ある意味、癌についても、免疫についても、人間の体の仕組みはまだまだわからないことが多いことが確認できた本だった。
近年、免疫療法は期待されてもいるだけに、その批判をする本を読めたことは良かったと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示