これが沖縄の生きる道

  • 亜紀書房
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本棚登録 : 155
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750514154

作品紹介・あらすじ

沖縄から「民主主義」の条件をラディカルに問い直し、
自立へのアクションプログラムを提示する、白熱討論の記録!
迷える本土に引きずられるな!

感想・レビュー・書評

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  • 沖縄に住んで6年。
    こんなにフラットに沖縄のことを述べた本を読んだのは初めてで勉強になった。
    特に今、ファシリテーターの方と仕事をしているので、その重要性が改めてわかった。
    ただ事実を述べて憂う本ではなく、生き方も例示しているのもよかった。
    ただ、内容が雑然としていて多いので、★4つにしたけれど、充分★5つの内容だった。

  • 前回の沖縄県知事選挙の前に出版された、沖縄人2世と話題の社会学者によるタブーなき挑戦の作品。

  • 少し難しいけど、これを読むまで沖縄の歴史を知っていたつもりだったけど、まだまだ知らない複雑な話がいっぱいあるんだと思い知った。基地問題は半分以上沖縄に責任があると言うのは意外であった

  •  宮台真司と沖縄大学の仲村清司が沖縄のこれまでとこれからを語る。

     20年前の一時期に沖縄に住んでいた私は、なぜ北谷にあんなショッピングモールができたのかという違和感をすごく感じていたのだが、この本はその答えを教えてくれて、すごく腑に落ちた。
     あまり語られることのない沖縄の閉鎖性や内面の心理にふれ、それをふまえてどう動いていくべきかという運動論に展開していく。それは近年の宮台真司が色んなところで語っている大きなテーマであり、この本は沖縄が切り口であるが、広く民主主義を実際にどうやっていくべきかにつながっているように感じた。

     これからの沖縄を考える上でも、これからの民主主義を考える上でも必読の一冊。

  • 沖縄の抱えている問題の半分は沖縄の人に問題がある。分かってはいても突かれると痛い部分を突かれた感じ。
    分かってる。自律的依存から他律的依存へのメカニズムも承知している。けど沖縄はここまで来てしまった。振り返りつつも未来を大事に。変えるのは沖縄の人だ。が、内地を敵視することもせずに。共に超えていこう。また読む。ありがとう。

  • 沖縄の最近の様子がよくわかる。知事選前に読んでおくと参考になる。翁長さんが勝ちそうだけど、仲井眞さんのように裏切る可能性があるのは確か。沖縄だけでなく、沖縄から見える日本のあり方がわかる。また沖縄に行きたくなった。

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著者プロフィール

宮台真司:1959年宮城県生まれ。社会学者、映画評論家。東京都立大学教授。1993年からブルセラ、援助交際、オウム真理教などを論じる。著書に『まちづくりの哲学』(共著、2016年、ミネルヴァ書房)、『制服少女たちの選択』(1994年、講談社)、『終わりなき日常を生きろ』(1996年、筑摩書房)、『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』(2014年、幻冬舎)など。インターネット放送局ビデオニュース・ドットコムでは、神保哲生とともに「マル激トーク・オン・ディマンド」のホストを務めている。

「2024年 『ルポ 日本異界地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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