ニューヨークで考え中(2)

著者 :
  • 亜紀書房
4.25
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本棚登録 : 686
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750515137

作品紹介・あらすじ

「おかえり」が聞こえる、ここはマイホームタウン

一年だけのつもりでやって来たニューヨークで、アメリカ人の恋人と出会い、結婚した。
これだから人生って……!

まだまだ続く、近藤聡乃のつれづれNYライフ

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漫画をはじめ、絵画やアニメーション、エッセイなど幅広いジャンルで活動するアーティスト・近藤聡乃。「慣れた」と感じた日々は過ぎにけり――2008年の秋に単身ニューヨークに渡って早9年。ふるさとから遠く離れたこの街で、新しい家族ができました。アメリカ人の恋人との結婚、新婚生活、日本で暮らす家族とのやりとり、大好きな街からの引っ越し……などなど、2015年の第1巻刊行後の日々のあれこれを見開き2ページ、一話完結のスタイルで描くシリーズ第2弾です。現在進行形、等身大のニューヨークライフがここに!

人気コミックエッセイ第2弾

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本書は、コデックス装という造本を採用しております。通常の製本方法とは異なり、背表紙をつけない糸で綴じた本のため、どのページもきれいに開くことができます。内容と合わせて造本も楽しんでみてください。

感想・レビュー・書評

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  • 「ニューヨークで考え中②」は、聡乃さんが結婚し、旦那さんの登場が増えて、それがまた心安らぐというか心温まるというか、とにかく居心地良い。日本語で日記を書いたり、言葉がわからないのに、義兄結婚式でほろりと泣いていたり、義母をそっとハグしたり。穏やかでとってもいい人だなぁ。チェリストだし(関係ないか!)。「待ち合わせをしなくても夫に会えるのも良い」というのも結婚の大きなメリットの1つであろう。

  • 作者さんの冷静な観察力がすごいです。
    個人的には、旦那さんとのケンカ?の回にすごく心に残りました。自分も大事な人の趣味に興味を持っているかもう一度考えるきっかけになりました。

  • ニューヨークに移住した日本人漫画家によるエッセイ漫画。とてもよい。

    歳の離れた優しい夫、その亡くなった先妻との大学生になる娘との日々が綴られるなかで、ニューヨークと日本が見えてくる。
    直筆の字が丁寧でいい味を出している。

  • なんだかオシャレで好き

  • 202101/よく平積みされててずっと気になってたので3巻まとめて購入。買って正解、面白かった!個性的な絵柄もセリフ含む描き文字も見やすいし、何気ない日常の一コマなんだけど、クスっと笑えたり妙に心に刺さって我が身を振り返ったり。読み返しても飽きない。作者も作者をとりまく周囲の人達も魅力的だからだろう。

  • 近藤さんがマジョリティとマイノリティのことを考えたり、アメリカの多様性を感じたり、いずれ日本の日常になる事なのかな。

  • 続けて2巻も。これは今年発売されたもの。
    もう続きが読みたい。それほど好き。

    NYの街の雰囲気も想像できて好きだな~
    アメリカの方とご結婚もされて、憧れちゃう。

  • リスへのトキメキはタオルの寿命より短いな 感じタトゥーは偶に見かけるけど、漏れ無く変。 アメリカ人の五人に二人はエリス島を通ってやって来た移民を祖先を持つのだという 鶏達は狂喜して蝉を食べたそうだ 芍薬や躑躅、紫陽花等見覚えのある花も。 私は彼を唆した 今でも偶に、「現代的な即興の手品」の事を考えて笑ってしまう。 炊飯器次第で米が格段に美味しくなるという事にアメリカ人は驚きを隠せない様子であった 親身になって思い遣れる相手は世界中にいるのだ 婉曲な表現が出来ないせいだろうか。余分な感情が削ぎ落とされ、簡潔な本音がグッと伝わってくる文章なのである。 当時住んでいたアストリアの近所のクリーニング屋は修繕もやっていた すっかり生活が荒んでしまった

  • 近藤さんの自分との距離感。内に深くもぐりこんだり、距離をおいて客観的にみたり。これを読むと私はなんとぼーっと生きているのだろう、と思う。でもそれでいいかとも思わせてくれる不思議なエッセイ。とても後味がよい。

    この本の手書き文字が好き、こんな字を書きたいと思ってはいたが、ほんとうに全部手書きだったとは。誤字を修正するためにおこなわれる切り貼り作業の描写に気が遠くなった。
    アメリカ人の風邪の差し入れにわくわくする回が好き。あとパートナーが漢字をおぼえるのを見守る回もいい。

  • 絵も字も綺麗で可愛い。
    アメリカ人の旦那さんが日本語で書いた日記の内容面白かった。旦那さんの日本語、もしや直筆???
    本当に子どもの習いたての字みたいで可愛い。笑

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著者プロフィール

一九八〇年千葉県生まれ。マンガ家、アーティスト。二〇〇〇年にマンガ家デビュー。アニメーション、ドローイング、エッセイなど多岐に渡る作品を国内外で発表している。コミックス『はこにわ虫』『いつものはなし』(ともに青林工藝舎)、『うさぎのヨシオ』『A子さんの恋人』全七巻(ともにKADOKAWA)、作品集『近藤聡乃作品集』(ナナロク社)、主な個展に二〇二三年「ニューヨークで考え中」(ミヅマアートギャラリー/東京)、二〇一九年「近藤聡乃展 呼ばれたことのない名前」(三菱地所アルティアム/福岡)がある。二〇〇八年よりニューヨーク在住。

「2023年 『ニューヨークで考え中(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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