ネシャン・サーガ〈2〉第七代裁き司の謎

  • あすなろ書房
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (597ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751521229

感想・レビュー・書評

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  • 装丁 / 丸尾 靖子
    イラスト / 佐竹 美保
    原題 / "Das Geheimnis des Siebten Richters"(1996)

  • ハシェベトの杖をめぐるたび、第2巻。
    ヨナタンとともに旅に出る仲間も増えますが
    またもやヨナタンの杖に目をくらませる敵も
    数多くあらわれます。

    この中には、子供が大人になる上で
    大事であることが書かれています。
    一見するとヨナタンがある場面で取ったことは
    「正しいじゃないの!!」と憤ることでしょう。

    ですが、本来の目的は
    「ヨナタンを無事にゴエルの元に送り届ける」
    なのです。
    だからこそイェージルは怒ったんです。

    それがなぜいけないことか、
    本当の意味は大人になったときに
    きっと、わかることでしょう。
    正しいと思えた君は素直な心の持ち主。

    そして、2つの世界はついぞ
    結ばれることになります。
    これ、どこかのSFと似ているのよね。
    ただし、そいつは途中未訳で
    最後まで追えないんだけどね。
    参考にしている気がしてなりません。

  • ヨナタンが使命を果たし終え、ジョナサンとの関係が明らかになる巻。新しい仲間が増えてきて冒険も盛り上がってきた感じ。ゼトアの扱いが少し不憫なんだけど次も出てくるのかな

  • 3部作で一番面白いと感じるのは、やっぱ2作目ですね。

    話が展開して盛り上がるからかな。

  • 登場人物の魅力と言葉のインパクト、情景の美しさ。ひとつひとつの持つ力は感じるんだけど、なんかイマイチしっかり組合わさってる感じがなくて、その世界に引き込まれるところまで行かなかった。残念だったな。

  • 1巻から引き続き、英知の庭への旅からはじまりますが、様々な困難がヨナタン達を襲います。そして、仲間を増やし、とうとう英知の庭にたどり着きます。
    神はギリギリまで追い込んで、本当に全き愛を持つ人間かどうかを試しているかのよう。
    私たちがいろんな困難にあうのは、自分の成長のために、神から与えられた試練・・・そんな図式が思い浮かぶ。

  •  
    ストーリー :☆
    世界観   :☆☆
    ビジュアル :☆☆☆
    キャラクター:☆☆☆
    読みやすさ :☆☆☆
    オススメ度 :読んでも読まなくてもどっちでもよし!


    1人のキャラが、別々の世界を行ったり来たりする話は
    よくありますが、ネシャン・サーガって
    主人公が2人居て、1人はファンタジーの「あっち側」、
    1人は私やご覧の皆さんが今いる「こっち側」で
    生きてるキャラなんですよね。
    いや、うん、そうなるような気はしてたけど、
    2巻の最後て2人は融合して1人になって、
    「あっち側」の世界を救う「裁き司」になるんですけど
    やっぱこの展開は好みじゃない…。

    理屈は分かるけど、
    自分の生きてきた世界を捨てるのはちょっとなぁ…
    記憶はあるけど、もうジョナサンはジョナサンじゃないし、
    ヨナタンはヨナタンじゃなくなっちゃうじゃない。
    名前がゲシャンになって、
    もうそれは今までのどちらでもない別の人間だ。

    これはね~好みじゃないんだよね~
    なんか、違う。
    積み上げて来たものを、崩すとは言わないけど
    同じ高さの別の場所から続きを組み立てる感じ?
    そしてもうそれは、もともと積み上げて来た上には
    永遠に乗っからないんだよね。
    それって…なんか気持ち悪い。



    いつか私の前に、別の世界の扉が開いたとして、
    条件が「2度と戻れませんよ」とか
    「こっちの人はみんな貴方を忘れますよ」だったら行くけど、
    「向こうの世界の貴方と融合してもらいますよ」とか、
    「今までの貴方の記憶は消去されますよ」だったら絶ッ対行かない。
    なんか、それって意味ない。

    前者の条件なら大丈夫。向こうで生きてりゃ絶対帰って来れるし、
    帰って来たらみんな思い出すから(笑

  •   ハシェべトの力にはいつも驚かされます。さすが全知全能のイェーヴォーの力が備わってるだけあるとつくづく思いました。ここまで便利かつ強力な武器があるとハラハラした冒険は楽しめません。最もこの作品の魅力は別のところにあると思ってますが。ただ、"信じる者は救われる" という精神が嫌いな私は読むのが辛い部分もありました。

      地図の半分を旅したヨナタンたちですが、やっぱり私はこの世界が好きです。中でも今回訪れた場所で1番好きなのはボムヒでした。普通に考えたら怖い気がする場所なのに全然そんな感じはなくてむしろ温かい不思議な空間でした。ここで気になってた謎が1つ解けました。

      第七の司が見つかるわけなんですが、私が気になるのは最後の司である彼がどうネシャンを終わらせるか、よりもゼトアが闇の勢力に属してる理由の方だったりします。最後の巻でそれが記されてれば嬉しいのですが。ジョナサンの杖を使った思い切った行動には正直驚きました。それと同時に納得いかないものが残りました。

  • ネシャン・サーガシリーズ第2巻です。
    この館を読む前に1巻を、そして読み終わったら3巻を是非読むことをおすすめします。

  • シリーズ2作目。
    1作目は、禁断の地をやっとのことで抜けたところで話が終わってしまうが、2作目は海、都会、砂漠と次々と舞台を移しての旅となる。
    新たな仲間や協力者も増え、ゼトアやバール=ハッザトとの戦いも激しさを増して行き、ヨナタンがどんどん成長していく。
    一方のジョナサンは夢を見ている時間が長くなり、出番が少なくなっていくが、徐々にヨナタンとジョナサンの関係が解明されていく。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

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