ぼくの羊をさがして

  • あすなろ書房
3.87
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本棚登録 : 136
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751522073

感想・レビュー・書評

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  • ボーダーコリーの子犬が家族から離され、数々の苦労の末、新たな飼主に巡り合うまでのお話で、犬目線で書かれています。

    生きていく上で大事なのは「自分の一生は役に立った」と最後に思えることとあるが、重い言葉。これが児童書なのかと思ってしまいます。

  • 牧羊犬であるボーダーコリーのジャック。
    これまでにも他の名前でもいろいろ呼ばれたけれど、この名前が気に入っている。つけてくれたのは仲良しのルーク。
    ルークに出会うまでの物語が描かれている。
    いつか父のように立派な牧羊犬になりたいと思っていたが、住んでいた農場が火事になり、羊たちは売られ、子犬たちもペットショップへと。
    ジャックはペットショップからある少女の家へと売られたが、ボーダーコリーの誇りを守るべく、その家から逃げ出す。そして出会う様々な人、犬。

    この一生懸命なところが、応援したくなります。
    酷い目にあうんですよ・・・
    いいこですよねぇ。 とても健気で、感動しました。特に少年と話には泣かされた。。

  • 牧羊犬として生まれたぼくが、家族から引き離され放浪の旅に出ることになる。ある時はヤギを連れたおじいさんと共に、ある時は泥棒と共に、ある時はサーカスの犬として。果たしてぼくは自分の成すべきことに出逢えるのか?
    自分は何の為に生きるのか? ストレートなテーマながら面白く読めました。それも起伏の富んだ物語性の為でしょうか。語り手のぼくの真っ直ぐさが心に沁み入ります。そして関わる人々の持ち味もいいんですね。哲学的なおじいさん、憎めない泥棒コンビ、嫌なサーカス団長、そして孤独な少年。短いストーリに様々な彩りがあります。

  • 生きることの意味について、主人公の犬を通して真正面から問いかけた1冊。心にすとんと落ちる答えをもらった。一生をかけて何かのために働きたいと思っている人にぜひ読んでほしい。

  • 父さん母さん兄弟たち、そしてボブさんと羊たち。幸せにくらしていたのに子犬のジャックは突然離れ離れに。ボブさんの牧場をさがして旅にでるジャックはみなしごのリタルドに出会います。そしてリタルドのためにリタルドがいい子だとわかるようにトンボ返りをするのです。とってもいい本です。リタルドの優しさに感動してしまします。

    • hana20160401さん
      フォロー外からすみません。リタルドって悪口のあだ名ですよね?男の子の名前はルークです。
      フォロー外からすみません。リタルドって悪口のあだ名ですよね?男の子の名前はルークです。
      2017/12/10

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