- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751522714
感想・レビュー・書評
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なかなか長い文章で、奥の深い話。
働きアリは女王アリのためにはたらく、堅実に働くモノが多い中、はみ出しモノはいる!
はみ出すことはリスクのいること!そしていかに自分たちが守られていたかを痛感するストーリー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「こんな美味しいものは、生まれてこのかた食べたことがありません。私が望むのは、これをもっともっと、たくさん食べることです」 女王様の為に集団で働くアリたちは、その言葉をしっかり頭に刻み、きらめくクリスタル(砂糖粒)を求めて長く危険な旅へ。ところが、そんなアリたちの中に 「2匹のいけないアリ (TWO BAD ANTS)」が無謀な行動を! ・・・ C.V.オールズバ-グと村上春樹の定番コラボで展開する大人のための童話絵本。 シュガ-ポットに潜り込んだ2匹の運命やいかに・・・。
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クリス・ヴァン オールズバーグ (著), Chris Van Allsburg (原著), 村上 春樹 (翻訳)
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<TWO BAD ANTS>
装丁/桂川潤 -
絵が好みなので、この悪い子たちがどんな素敵な冒険をするんだろうとわくわくしながら読みはじめたら、普通に世知辛い話だった。この絵柄でなぜこんな夢も希望もない話を……
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4-1 2010/03/03
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集団、仲間から離れてはいけないと言う事かしら⁉️
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この人の絵は見る者を不思議な世界へ誘ってくれますね
可愛いような怖いような空想的でリアルです
アリの目で世界を見ることができます
村上春樹さんの訳も魅力的
「いけない」ってタイトルにまず惹かれてしまいますよね
大冒険の後の二ひきの表情がいいではありませんか
≪ ただはこぶ ぼくたちだって クリスタル ≫ -
日本では89年に出た「くいしんぼうのアリ」の、新訳版。
中身はほとんど同じだが、タイトルに関しては「くいしんぼう」の方がよりストレートに子どもに伝わりそう。
いつものごとくモノクロの挿絵だが、メリハリが効いて遠目も効き、お話も起承転結がはっきりして分かり易いのでお話会にはおすすめ。
約13分。私は中学年に読んだことがあるが、おおむね良い反応だった、ような。
女王アリに捧げる甘い甘いクリスタルを取りに行く旅の途中で、誘惑に負けてそのクリスタルを食べまくった2匹のアリ。さあ、その後が大変。
これでもかと、次々に襲いかかる危機。2匹は無事に巣に帰れるのか。。
最大の見どころは、アリから見た視点で描かれた絵の数々。
うわわ、こんな風に見えるのねという疑似体験がそれは楽しい。
そして、そのダイナミックさに笑えたり怖かったり。
あわや2匹の最期かと思う場面の連続で、そのひやひや感も面白い。
クリスタルってなぁに?男の人が飲んでるものはなぁに?と後で聞くと大喜びで答えてくれる。
子どもたちが喜んでくれればそれで充分なのに、読後ひとりの「いけない先生」が一人ずつ指しては感想を言わせていて、やや失望。
お話会で感想なんか言わせてはいけません。
なんて、言えるはずもないので、ニッコリ微笑んでそそくさと帰ってきた。 -
「絵本であそぼ!」で紹介。