二老人 (トルストイの散歩道 4)

  • あすなろ書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (89ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751523841

感想・レビュー・書評

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  • 途中まで。
    飽きちゃった。

  • 裝幀/和田誠

  • しっかりとお金を遣ってエルサレム巡礼を果たした老人と、巡礼に向かう道中で飢えに苦しむ家族と出会って彼らのためにお金を遣い、巡礼に行くためのお金がなくなり家族の待つ村へ帰る老人。

    二人の老人の対比の話だけど、どっちの老人がいいとか、わるいとかそういう話じゃなかったと思う。
    目的を果たせなかったとしても、その途中で間違ったことをしなければ(信じる神に背くようなことをしなければ)、目的を達成したのと同じ、もしくはそれ以上の結果になるということなのかな。言葉にするのが難しいけど、神は巡礼地に行かなくとも自分の心のなかに居て、常に自分の行いを見てくれている的な考え方。
    日本の道徳の授業と似ている、というか一緒でしょ。

    こんなふうに生きていきたいけど、できないから苦しいんだよな。

  • 帯にこう、ありました。
    「当たり前のことが語られている。でもそれは、私たちが忘れられかけている『当たり前』なのだ」、と
    あ~本当だよな~と思わせる物語です。おれもこんな老人になりたいと思います。でも本当にそれは難しい事なんでしょうね。
    そうは思いますが、でも大切な事です。
    絵本では無いのであれですが、わかるよう無いなったらもう少し日本風にアレンジして我が子に読んであげたいと思いました。
    個人的には内容も宛ら、巻末の「解説にかえて」で出てくる著者がトルストイの墓を訪れる話が何か運命的なものを感じ、良かったです

  • あすなろ書房/2006・6・15
     トルストイの散歩道
      二老人

      トルストイ
     訳:北御門 二郎
    装幀:和田 誠  ・帯→いま、トルストイ
                   当たり前のことが語られている。でも、それは、
                   私たちが忘れかけている「当たり前」なのだ。

  • トルストイの民話シリーズのひとつ
    平易な文章を心がけた北御門二郎訳。
    2010年で没後100年になるトルストイ近所の図書館の児童書コーナーにトルストイコーナーが設けられていて借りた。
    アナトールフランスの軽業師と聖母にもつうずる、素朴な信仰と行いが神に通ずるというお話だ。

    たまに読むと新鮮。

  • 実家に保管☆

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著者プロフィール

19世紀のロシアを代表する小説家、思想家。ロシア・ヤースナヤ・ポリャーナに伯爵家の四男として生まれる。非暴力主義の思想のもと、文学のみならず、政治や社会にも大きな影響を与え、また、自ら教科書を執筆・編集し、教育にも力を注いだ。代表作に『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』など。『イワンの馬鹿』は、1876年(トルストイ56歳)の作品。

「2020年 『イワンの馬鹿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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