- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751524169
作品紹介・あらすじ
ルネサンス期、天才レオナルドの秘術をもって、天空の島へと移住した民がいた。以来、天空で平穏な暮らしを営んでいたが・・・。
感想・レビュー・書評
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1700年代の中国、清朝。黒髪に黒い瞳の人びとの中にただひとりまぎれこんだニコロが出会ったのは、寡黙な女剣士微風、龍に育てられた少女女〓(か)、そして、龍もどきの男飛卿。しかし、龍を探す旅を阻むものが…。
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おもしろかった。
天空の島、とゆーのでなんか西洋ファンタジーっぽいのをイメージしてたら
降りたらメッチャ中華ファンタジーで、
闘い方がどう考えても中国のドラマで道士とかがでてくるやつだったので
最初なんか自分の中で整理がつかず違和感があったんだが、
だんだん慣れてくる。
主要メンバーらしい、ニコルと女禍(ホントはこの字じゃない)と飛卿とがそろってでこぼこながらも
一緒に歩きだしたあたりからは俄然おもしろくなってくる。
そうそう最初にでてきたちょいと高飛車なアレッシア。
てっきりなんだかんだいってもニコロと一緒に地上におりて、
そのどたばたの中で恋でも芽生えるのかと思っていたら全く違い、
天と地でそれぞれの物語が紡がれてゆくところが二重におもしろい。
なるほどー。
そして、月姫の登場で更に意外な展開へ。
ええ!?なに、その悲恋な感じ??女禍ちゃんの気持ちはどうなるんじゃー!
つーか、それって愛ってゆーより、ただの気の交換(?)による
副作用、みたいなもんなんじゃ??え?これってどうなるのー!っとゆー
展開。
しかもなんだ霊気の意志とかって?意味分からんぞー。
いやー予想を超える展開続きでわくわくしてくるわー。
これは当たりを引いた予感。
次巻期待。 -
地上から二千メートル上空に浮かぶ天空の島の少年ニコロ。ニコロは、島を危機から救うため、龍を探し求め地上へ…。旅の途中で出会ったのは、龍に育てられた少女・女媧(にょか)や龍に呪いをかけられたという男・飛卿(ふぇいきん)だった。
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龍王ヤオーツィは、生け贄にされた赤ん坊に女カという名をつけ、育てていた。少女は自分を龍だと思っていたが、ある朝、龍たちが忽然と消えてしまったのだ。一方、天空では、雲でできた島があった。この島を堅固なものとし、空に浮かばせている霊気が消え始め、島は崩壊の危機にあった。少年ニコロは、島を救うため、地上に降りることになったが…。
ニコロと女カと仲間たちのファンタジックな冒険に夢中になる。さすがカイ・マイヤー。 -
龍の霊気(エーテル)で雲を硬めその上で暮らしている人々がいた。ところがエーテルが減少して雲の上の国は下降し、中国にある山にひっかかってしまった。ニコロハ龍をみつけてエーテルを集めてくる指令をうけ、下界に下りる。そこで、龍と暮らしていた女か媧や仙人の弟子のような美女月姫や女剣士微風と出会い龍探しのたびに出る。カイ・マイヤーの中では中国風のお話。おもしろいよ。