学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史〈上〉1492~1901年

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制作 : Howard Zinn  Rebecca Stefoff  鳥見 真生 
  • あすなろ書房 (2009年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751526118

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学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史〈上〉1492~1901年の感想・レビュー・書評

  • 独立戦争とリンカーンの関係を参照。

  • ルビが多いので多分中高生向けと思われるが、アメリカ合衆国の歴史を知るには打ってつけの一書である。アメリカが反省していないところを見ると本書もさほど読まれていないことだろう。テレビに向かう人は多いが良書に向かう人は少ない。
    http://sessendo.blogspot.jp/2014/10/blog-post_10.html

  • これは中高生向けに書かれた本。すらすら読める。真のアメリカの歴史と姿を知りたい人どうぞ。米国内で子どもに読ませるなという批判があったと前書きに書いてあるがコロンブスがヒーローだなんて皆思ってないから。

  • 米国近代史を簡潔に追える入門書。「アメリカ万歳」ではなく、英雄礼賛ではないので読みやすく、納得感がある。

  • アメリカの歴史
    奴隷制度、侵略の歴史
    (下)はどうなるのか

  • 植民地アメリカ 黒人の反乱よりもっと大きな恐怖 不満な白人が黒人と組んで社会秩序をひっくり返すのではないかということ
    1676 植民地バージニア ベーコンの反乱 母国イギリスに抵抗するための蜂起ではない 社会的地位の低い者たちが結束 ナサニエルベーコン 【人民の宣言」

    黒人奴隷と貧困白人の団結を阻むために利用された人種差別

    トマス・ジェファーソン 独立宣言 インディアン、黒人奴隷、女性は含まれず

    インディアンとの約束をことごとく反故にした

  • 愛国心とは、現政権に異を唱えることでもある。

  • アメリカの歴史をコロンブスから始めるところが、やや残念な気がした。あくまでも、ヨーロッパの視点の枠組みを抜けていないのか、あえてヨーロッパの視点の枠組みの中での反論を試みたのか。

    インディアン、黒人、男女差別などの社会問題と
    キューバ、フィリピンへの派兵についても記述している。

    輝かしい歴史の反対の暗い歴史を書いている。

  • この10年間、学校で習ってきた所謂「勝者側が作成して正統であると記録に残っている歴史」以外にも、反対サイドから見た歴史や、本当はどうであったかを考察する本を読むことで、本当の姿が少しずつ分かってきたような気がします。

    競争状態から一歩抜け出すまでには、全て綺麗事だけでは済ませられないだろうし、その部分はあまり記録に残したくない気持ちも分かります。私は、本当の歴史を知ることで、当時の人々(主にリーダ)がいかに苦労してきたかを知り、それを自分の歴史にも活用できればよいなと考えています。

    さて、この本はアメリカ人によって書かれた「本当のアメリカの歴史」と題して、アメリカがイギリスから独立する前後について等、私が興味のあった部分についても詳しく書かれています。

    アメリカが発展した原動力は何であったか、また現在問題となっている格差の問題の起源はどこまで遡ることができるかについて、私なりに考えさせられた本でした。

    以下は気になったポイントです。

    ・16世紀に活躍したスペイン人聖職者で歴史家のカサスは、バハマ諸島のインディアンに対するコロンブスの暴力行為をはじめて告発した人物、このような素晴らしい人は、他には、当時の大統領に反対したマーク・トウェインやヘレンケラーがあげられる(p9)

    ・黄金と香辛料を持ち帰れば、コロンブスは利益の10%をもらえる約束になっていた、さらに新たに見つけた土地の総督としての地位と、大洋提督の称号も与えられるはずであった(p13)

    ・コロンブスの部下であるロドリゴは最初に陸地を見つけたが、コロンブスがその前夜に灯りを見たと主張して、報酬を横取りした(p14)

    ・ハイチには25万人のアラワク族がいたが、2年後には殺されたり自決したりして半分になった、その後、奴隷として働かされて、1550年には500人、その100年後に全滅した(p18)

    ・1607年にバージニアに最初に入植した500人は、1609年の食糧不足により生き残ったのは50人となった(p23)

    ・1622年から、インディアンとイギリス人入植者との全面戦争が始まる、彼らが共存できなくなったp24)

    ・コロンブス以前には、南北アメリカ大陸には、7500万人のインディアン(何百もの部族文化、2000もの言語)がいた、土地は個人のものではなく共同体全体のものという概念を持っていた(p25)

    ・1619年までに、100万人の黒人が南アメリカ・カリブ海諸島にアフリカから運ばれてきた、奴隷貿易は、コロンブスのアメリカ到着前の50年も前に、10人のアフリカ人がポルトガルへ連れてこられた時から始まった、アメリカへは1619年から(p31

    ・アフリカ文明(マリ帝国等)は、ヨーロッパ文明と同じくらい進歩していた、1億人からなる文明で鉄製の道具、農耕・織物・陶器づくり・彫刻に秀でていた(p31)

    ・とらえられた黒人は海岸までに40%程度、航海中に3分の1が死亡したが、それでも奴隷貿易は儲かった(p33)

    ・奴隷貿易をさかんに行ったのはオランダ人で、次がイギリス人、そしてニューイングランド入植者、入植者による奴隷船第一号は1637年、1800年までに1000-1500万人もの黒人が南北大陸へ運ばれた、総計で5000万人が連れ去られて死亡か奴隷にされた(p33)

    ・1700年のバージニアにおける奴隷の数は6000人で植民地人口の12分の1であったが、1763年には17万人で半分までになった(p35)

    ・1705年に、バージニア議会は年季を終えた白人奉公人に、主人は金銭とトウモロコシを与えるべしという法律を定めて、奉公人であった白人と黒人奴隷が一緒になって主人にはむかう可能性が減った(p38)

    ・... 続きを読む

  • 私たちが知っているアメリカの歴史だけでなく、知らない部分も、教えてくれて、アメリカに対する認識を広げてくれて、今の状況を理解するのに役立つ。

  • インディアンは大量に殺害された。ひどいものだった。
    金が出ないとわかると奴隷にされた。

    インディアンでも白人入植者でもない人間が必要で黒人を連れてきた。
    アメリカ独立戦争では強力なインディアンのほとんどがイギリスに味方した。イギリスが負ければアメリカ人を押しとどめ置くことはもはや不可能だろうと考えていた。

    ルーズベルトはアメリカには戦争が必要だと考えていた。あらゆる戦争を歓迎し、介入していった。
    資本主義はつねにさらなる市場を求めている。

  • ・コロンブス以来、独立戦争、南北戦争そしてキューバをめぐるスペインとの戦争まで(つまり19世紀まで)を対象とした上巻。アメリカという大国が出来上がっていくまでの創世記を、宗主国イギリスを想う者、独立を願う者、奴隷としてつれてこられた白人、先住民族インディアン、そして不平等な扱いに苦しんだ女性といった異なる人々の争いと葛藤の歴史として描いている。

    ・血なまぐさい闘争の歴史をどちらかといえばネガティブなトーンで書いている。これが果たして真実なのか、誇張なのか、自分には他に知識が無さ過ぎて分からない。歴史は見る立場によって、同じ史実も違ったように見える、ということかもしれない。

    ・少なくともこの本から分かるのはアメリカは筋金入りの格差社会だということ。人々もそれを是認してきた向きもある。そういう意味では昨今の米国内での格差是正を求めるデモも、遅きに失しているようにも感じる。

  •  教科書に載っているのは、本当に一側面に過ぎないということを再認識させられる。歴史に名を残すような人は数多い。それ以上に名を残さなかった人の数は多い。しかし、歴史は多くの名もなき人々の無念と戦いの上に、その礎を築いている。本書を後者の視点からアメリカという国の歴史を検証するものである。こうした歴史の読み方は健全なパースペクティブを得るために重要なことだ。
     
     新大陸を発見したヒーローであるコロンブスも、原住民、インディアンからしてみれば、ただの侵略者に以外のなにものでもない。侵略と虐殺の歴史を進歩と輝かしい未来の名の下に正当化することはできない。今なお残る黒人への差別、女性蔑視の歴史。建国の父たちも、偉大な仕事をしたと同時に多くの人を市場占有と既得権益保持のためにないがしろにしてきたのだ。そうした二面性がこの国の奥底に常に存在するということは忘れてはならない。

  • 図書館の児童書コーナーで見つけた本。一気にアメリカ大陸発見から現代まで通史を概観できます。ただし、視点はかなり「民衆寄り」。 

  • アメリカというと開拓と革命によって発展していった国というイメージがあったが、開拓も革命も大きな犠牲の上に成り立っているものだった。根強い差別と経済格差はアメリカが開拓されたころからほとんど変わらず続いている。英雄、立役者と呼ばれている人たちに対する見方も変わった。

  • ・人は歴史について書いたり読んだりするとき,征服や大量殺戮のような残虐なことも,進歩のためにはしかたがなかった,と思いがちだ。それは,多くの人々が,歴史とは,政府や征服者,指導者たちの物語だと考えているせいである。・・・あらたな可能性を未来にさぐろうというときには歴史が助けになってくれる,とわたしは信じている。歴史は,隠されていた過去のある部分,たとえば人々が権力者に抵抗し,あるいは団結したときの物語を明らかにし,ヒントを与えてくれるはずだ。わたしたちの未来は,えんえんと続く戦争史のなかにではなく,思いやりと勇気にあふれた過去の出来事のなかに見いだされるに違いない。これが,アメリカ合衆国の歴史への,私の接近方法(アプローチ)である。

  • 自由と民主的な国アメリカ!正義を重んじる国アメリカ!
    それは本当でしょうか。アメリカの輝かしい「歴史」の裏に光を当てたのが本書

    歴史とはそれを書く人によってテーマ設定や焦点が異なる。選択と集中がなされる。

    著者はアメリカの歴史の中でも人種差別、貧困者、異民族、超格差などに焦点を当てた。
    これこそが今の歴史の原点ではないかと思えるほどの黒歴史です。

    貧困白人と黒人が手を結んで富裕層に反抗しないようにするために人種問題を引き合いにだす。

    富裕層に都合のよい行政、政治家

    お金で動く正義

    強欲資本主義なんて言葉が巷でよく使われるが、アメリカにはこのDNAがもともと建国時からあるのだと感じずにはいられなかった。

    アメリカに限らず歴史はよいところはもちろん、悪いところも知ることが必要だと改めて思う。下巻も楽しみです。

    若い世代向けということもあって薄く、歴史になじみがなくても抵抗なく読めます。

  • 和図書 253.01/Z4/1
    資料ID 20101031473

  • 「学校では教えてくれない」のタイトル通り、教科書には乗っていないアメリカ史の真実を描いた作品。ただ、アメリカの教科書を知らないとわからないわけで、日本人にはつらかった。翻訳の悪さも輪をかけている。いまいち。。。

  • インディアンの大量虐殺・黒人への非道の上に成り立った国家、アメリカ。
    その子孫達は自分の歴史を、自分の「英雄」をどう消化しているのだろう。
    一度知ったら平静ではいられないと思うが。

  • アメリカという国が建国以前から侵略、強奪、弾圧、支配、圧政、格差で成り立ってきたことがよくわかる本。
    そもそも歴史は様々な側面から検証されるモノという原則を徹底して提示している。
    これは決して自虐史観という狭義の見方ではない。
    正しい事実の検証方法を提示しているだけなのだ。

  • アメリカの歴史のあらすじを理解していないと,急に時代が飛んで文脈が見えなくなるかも.
    本の構成や文章は中高生にも読めるように配慮されていて平易なものだった.

    たとえ時代が変わっても,経済力を持つ物がその力を増やす機会を得やすいし,他の人を押さえるだけの力を行使する立場を得やすいのだなと思う.

    連邦主義者も結局のところ選民思想と本質は一緒なのではないだろうか?
    多様性を制御しきれないのはしょうがないとしても、主義を同じくする物だけが優れていて統治する権利がある(それだけの力がある)という論理展開は危ういと感じた。今も根底にある考えなのだろうか?
    とはいえ,個人の心理状況を鑑みると,自分に似た考えには親和性を示すし,正当性があると思ってしまうのも納得できる.
    同様に他者の考えに対しても「ありうる」と認められるかどうかで,エゴから抜け出した社会性を得られるのだろうか?

    疑問符だらけでかえって考える機会を得られた本だった.

  •  アメリカの民衆から見たアメリカ史。結局は経済利権ですか、やっぱり。彼曰く、この本は一般的な歴史書からの視点だけではなく、別の視点からも見ることが民主主義では必要なのではないか、ということで書いたらしい。おっしゃる通りだった。
     詳しい事は、これの編集する前の本を読んでから書こうと思う。というのも、これは元本を高校生向けに編集したものだから。

  • 1492-1901~1コロンブスが始めた征服の歴史:2アメリカの大問題,人種差別と奴隷制のはじまり:3ひと握りの金持ちのための社会:4「建国の父」たちの素顔:5合衆国憲法は本当に画期的だったのか?:6初期アメリカの女性たち:7欲深き指導者達:8メキシコ戦争:9アメリカ政府が黒人奴隷にしたこと:10政府はだれのもの?:11格差のピラミッド:12軍事介入好きな国,アメリカ誕生~著者は1922年生まれで「民衆のアメリカ史」が下敷きになっている。学校教育が政治にとって如何に重要か・・・それは富者が富者であり続け,貧者が富者に不満を抱かずに政府に対し協力的であれるように仕組むためである。ネイティブ・アメリカンに対する迫害は米英戦争後に始まり,ジャクソン大統領が大ペテン師だった。アメリカ人には衝撃的なんだろう。下巻はきっと読み応えがあるだろう,ちょっと憂鬱

  • 目次

    はじめに
     
    第1章 コロンブスがはじめた征服の歴史
    第2章 アメリカの大問題、人種差別と奴隷制のはじまり
    第3章 ひと握りの金持ちのための社会
    第4章「建国の父」たちの素顔
    第5章 合衆国憲法は本当に画期的だったのか?
    第6章 初期アメリカの女性たち
    第7章 欲深き指導者たち
    第8章 メキシコ戦争
    第9章 アメリカ政府が黒人奴隷にしたこと
    第10章 政府はだれのもの?
    第11章 格差のピラミッド
    第12章 軍事介入好きな国、アメリカ誕生

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差別と貧困の国アメリカは、どのようにして生まれたのか?コロンブスのアメリカ大陸上陸から、アメリカ・フィリピン戦争まで、教科書に載っていない恐るべきアメリカの歩み。世界150万部超のベストセラーをわかりやすく編集した特別版。

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