1フェニックスのたまご

  • あすなろ書房
3.84
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本棚登録 : 81
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751527313

作品紹介・あらすじ

ある日、10歳の少年ナサニエル・フラッドのもとに、
両親を乗せた飛行船イタリア号が、北極の氷上に墜落したという知らせが届きます。
ナサニエルは、父の従姉妹のフィルおばさんにひきとられ、
いっしょに暮らすことになるのですが、おばさんの家に到着してびっくり! 
出迎えたのは人間の言葉を話すドードー鳥。裏庭には飛行機。
そして、表札には「幻獣学者」の文字が……! 
実は、フラッド家は、代々幻獣学者の家柄だったのです。
ドラゴンやユニコーンなど神話や伝説に登場する、不思議な生きものについて研究し、
保護するという、その風変わりな仕事の「見習い」となったナサニエルは、
フィルおばさんのもとで修業をはじめます。
まずは、500年に一度生まれ変わるというフェニックスの誕生を見守るため、
アラビアへと旅立つ二人でしたが……。
ナサニエルは、大人顔負けのひらめきでピンチを切り抜けていくうちに、
かくれた才能を開花させ、成長していきます。
ベテラン翻訳者、千葉茂樹さんが惚れこんだ、ひと味ちがう冒険ファンタジー。
ファンタジーの翻訳は、千葉さん、このシリーズが初! です。
動物好きの子に、とくにおすすめ。

感想・レビュー・書評

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  • 500年に一度、復活する幻獣フェニックスを見守るためにアラビアへとんだナサニエル。しかし、そこには世にも不思議な光景が…。

  • なかなか面白い。ただ大人の鑑賞にも耐えられるってタイプではなくて、子供向けですから。ハリポタの影響下にあるので、オリジナリティはいまひとつです。

  • おもしろかった。

    突然の事故によって両親を失ったナサニエル。
    唯一の(?)親戚の元に送られるが、
    どうやら、自分の一族はちょっと変わった家業があるらしい、というおはなし。

    両親はきっと生きてるなーっと思う。
    手紙は家庭教師が買収されて横取りされてたな、きっと。

    冒険、という表題に違わぬあれやこれや。
    小さな相棒(になるのか?)とも出会い、
    なかなか楽しいシリーズになりそう。

  • 表紙がかわいくて図書館で借りましたが・・・おもしろかった。早速、原書で読み直してます。4巻全部読み終わるのはいつだろう・・・

  • 話しの展開が速くて、一気に読んでしまった。幻獣学者の一族という設定が面白い。グレムリンやフェニックス、ドードー鳥など幻獣・伝説好きには魅力的な本だと思う。ファンタジー世界が舞台かと思っていたら、現実の世界に幻獣がいるという設定。
    この巻ではアラビアにフェニックスの卵を見に行く。
    ナサニエル少年は絵を描くのが好きな、どちらかといえば
    内向的な大人しい少年なのだけれど、成長が丁寧に絵が描かれている。続きが楽しみ。
    カバー・挿画も良い。あすなろ書房もいい児童書が多いなあ。

  • 程良い1冊の文章量。飽きさせない展開。丁寧に描かれる主人公の心理。読みやすい1人称。続きが気になる謎。

  • 5位 「見習い幻獣学者ナサニエル・フラッドの冒険」シリーズ『1 フェニックスのたまご』
    両親が失踪して、おばさんの元に預けられたら、そのおばさんが冒険家で……というまっとうな冒険物のかたちをしているんだけど、ナサニエルくんがかいがいしくフェニックスのたまごの世話を焼くあたりは、とてもこまやかでまるでペットものを読んでいるみたい。手にわたりさえすれば、男の子も女の子も楽しめる物語だと思う。

  •  両親が飛行機の事故で、北極付近の海で行方不明になって数ヶ月。ナサニエルは、父親のいとこと暮らすことになり、その家を訪れる。家には、「幻獣学者P・A・フラッド」のプレートが…。ナサニエルは、フラッド家が探検家の一族だということを知らされる。そして、おばさんの家についた翌日、ナサニエルはおばさんとともにアラビアに旅立つ。目的は、500年に一度のあたらしいフェニックスの誕生を見守ること!
     

  • 前々から気になっていたシリーズ。
    期待に外れず、良い作品だった。

    孤児の少年が、出会った親類は幻獣学者だという叔母さん。
    行方不明の両親も、一族も幻獣学者の家系だと知るというとけころから物語が始まる。
    ファンタジーの王道感が漂う。

    まだまだ謎が隠されていそうなので続編に期待。

    イラストもかわいらしくて好み。

  • 村の名称などから、子ども向けのちょっとおふざけのあるファンタジーかと思ったのですが、それほどふざけているわけではないようです。
    両親を失った十歳の少年ナサニエルが、幻獣の学者である父のいとこに引き取られ、そのおばさんに半ば無理矢理冒険の旅に連れられていきます。
    第一巻ではフェニックスの誕生を見守ることになります。
    最初は頼りなくて弱々しかったナサニエルが、幻獣を研究する一族の一員としての自覚を持ち始めたり、フェニックスやおばさんを守るために知恵と勇気をしぼったりもし、少年の成長物語でもあります。

    時代的には第一次大戦後、第二次大戦前辺りだと思いますが、この辺の時代を舞台にした児童書というのは珍しい気がしました。

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