- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784752003724
感想・レビュー・書評
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「思い出のマーニー」の著者、ジョーン・G・ロビンソンの1953年の作品で、小さな女の子「スーちゃん」の日常における、ささやかで楽しく、思い出に残るような出来事を、ひとつひとつ丁寧に摘み取ったような、「中川李枝子」さんの文体が優しげで、微笑ましく感じられました。
図書館で偶然見つけた時、「なんて、素敵で可愛い表紙なのだろう!」と、一目惚れして借りたのですが、絵の雰囲気そのままの、おしゃまで、けなげな、スーちゃんにすっかり釘付け。
例えば、パパと一緒に留守番をするときに、ママを驚かせるために、庭でデイジーを摘み、自ら紙で花瓶敷きを作ったり(ちゃんとお花のレース状にするんですよ)、ママの誕生日プレゼントとして、香水を作ろうとする、その子どもならではの独創性の高さが面白くて、いじらしいし、そこで思い悩んだとしても、スーちゃんの周りには、手を差し伸べてくれる温かい人たちが、たくさんいます。
それは、スーちゃんの家族の、上記の留守番中に、スーちゃんと驚かせる内容を考え、一緒に楽しもうとするパパもそうだし、大事な食器をおままごとに使われた時、お互いにとって公平な意見を、スーちゃんに伝えるママもそうだし、他にも、隣に住むバートンさんや、八百屋のグリンさん、駅員のポーターさんの、それぞれのエピソードがまた、さり気なくフォローしてあげながらも、その真相を伝えないところに、スーちゃんを喜ばせてあげる愛情を感じさせられた事には、子どもを健やかに育てるのに、周りの環境がいかに大切なのかを実感させられましたし、子どもが溌剌と振る舞えるような物語の世界観は、とても心地好くて安心できる、穏やかな空気感があり、読んでいて幸せな気持ちになりました。 -
スーちゃんが可愛い。お父さんとお母さんにとても愛されてるんだなーと伝わってきて、なんだかこっちも幸せな気持ちになりながら読みました。
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かわいいスーちゃん。
どれもカラフルなキャンディーのような、ぽいっと口にいれてコロコロ味わえる短編連作集。
おかあさんもおとうさんも優しくて、甘やかしてるんじゃなくてちゃんとスーちゃんの話を聞いてて、素敵。
お留守番の話が好きだな。おとうさんとお留守番、おかあさんをびっくりさせよう、というやつ。あざやかに色とりどり浮かびました。 -
毎日楽しくてたまらないスーちゃんの何気ない日常。お父さん、お母さん、ご近所さん。まわりの人にも愛されているスーちゃん。うん、古き良きだ。
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シンプルな挿絵がお話にぴったり。中川李枝子さんの書く文章はいつもきれいな日本語で書かれており気持ちよく読了。
子どもと一緒に読みたい本。 -
ママがこわい話かなと思ったら、ママがやさしかったからびっくりした。
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レトロな味わいのある愛らしい表紙絵に惹かれ、手に取ってみたかった一冊。なるほど、チャーミングな感じのいい絵本だった。スーちゃんのほほえましい日常の9つのお話と絵に、ほっと心なごむ。
まわりの大人に、子どもの思いをきちんと受けとめてあげられるゆとりがあるのが、上品で、心優しい。
実は、この絵本は、『思い出のマーニー』の作者ジョーン・G・ロビンソンさんによるものだった。もともと、彼女はイラストレーターで、カードや挿絵を描いているうちに、お話を書きたくなって作家となったそうだ。
他の作品も手にとってみたくなるね。 -
素直でかわいいスーちゃん。
スーちゃんみたいなきれいな心をいつまでも持ち続けたいものです。
スーちゃんの周りの大人たちのようなユーモアも☆ -
「古き良き…」といった雰囲気の本。
ほのぼのした。
同時代の家電などのポスターを眺めている気持ちにもなった。 -
いちばん気に入った登場人物は、スーちゃんです。スーちゃんはやさしい女の子です。
なぜなら、おかあさんのたんじょう日におかあさんのすきなこうすいをあげたからです。そしておとうさんにおたんじょう日でもないのに手がみをあげたからです。
(よむよむ)
はじめまして、松子と申します。
いいね、ありがとうございます(^^)
以前、なおなおさんとたださんのコメント...
はじめまして、松子と申します。
いいね、ありがとうございます(^^)
以前、なおなおさんとたださんのコメントのやり取りを見て、良い方だなぁ〜と勝手にほっこりしておりました。
フォローし合えて嬉しいです。
これからどうぞ宜しくお願いします(^^)
丁寧なご挨拶、恐縮でございます。ただと申します。
こちらこそ、たくさんのいいねとフォロー下さり、ありがとうござい...
丁寧なご挨拶、恐縮でございます。ただと申します。
こちらこそ、たくさんのいいねとフォロー下さり、ありがとうございます(^_^)
返事遅くなり、申し訳ありません。
私の仕事が朝早いもので、寝るのが早くなってしまいまして・・ただ、コメントはどんな時間でも構いませんので、どうぞお気遣いなく。返事を書くのは遅くなるかもしれませんが(^_^;)
なおなおさんとのやり取り、私も拝見したのですが、お二人の間に入るのは野暮だと思い、そっと立ち去りまして・・私が人見知りなのもあるかもしれませんが、そんな中で、松子さんからコメント下さり、驚きましたが、嬉しかったです。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします(^_^)