ひみつのカレーライス

著者 :
  • アリス館
4.19
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本棚登録 : 1081
感想 : 122
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752004448

作品紹介・あらすじ

カレーのたねからめがはえて、おさらのはっぱに、ふくじんづけの花がさき…はてさて、そのあとは?直木賞作家・井上荒野さんはじめての絵本。

感想・レビュー・書評

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  • この表紙、具材ゴロゴロのカレーライスがどーん!それを見つめる子どもの食欲全開の表情!で、いきなり胃袋を鷲摑まれます。そして初めは昭和の食卓(=ちゃぶ台、しかも両親は波平&フネのような着物姿!)の懐かしいカレーライス。そして「ひみつ」とは、フミオくんが見つけた「よにも めずらしい、カレーのたね」! お父さん、何でそんな本持ってるの?とツッコむのも野暮に思えます。カレーライスを食べる人々の素敵な表情を見てしまったら、やっぱり今夜はカレーですね。

  • 〝カレーライスが大好きな、フミオ君のお父さんとお母さん。
    今日もみんなでカレーを食べながら「おいしい! おいしい! おいしいなあ!」・・・とその時、フミオ君の口の中から小さな黒い粒が出てきました。「あれっ! 何だろう?」お父さんが本棚の奥から分厚い本を取り出し「うむむむ。これはもしかしたら...世にも珍しいカレ-の種かも!」 〟・・・家の庭に植えたカレ-の種から芽が生え、お皿の葉っぱに、福神漬けの花が咲く、直木賞作家・井上荒野さんの奇想天外なお話し絵本。

  • ある日家族でカレーを食べていたら「がりっ」何か固いものが
    口から出すとなんだか小さなお鍋みたいな形をしたものが
    お父さんが調べてみるとなんとカレーライスの種!
    植えて育てるとぐんぐん大きくなって、町中にいい匂いが,,,
    読み聞かせ時間は5分半位です

  • カレーがおいしそうでした。もしほんとうにカレーのたねがあったらいつでもたべられるし、かわなくてもむげんにたべられる!でもあきちゃいそう。

  • こんな種があったらおもしろい!

  • 2-2 2023/11/16
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    1-1 2019/11/20
    2-2 2019/07/03
    4-1 2019/05/29
    2-3 2019/04/17
    2-1 2019/04/17
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    1-1 2018/06/06
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    1-2 2018/01/10
    4-1 2017/04/12
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    2-2 2014/05/14
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    3-1 2014/02/19
    2-1 2014/02/12
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    3-1 2012/03/07
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    5-1 2011/02/16
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    2-1 2009/10/07

  • 読書旬間の給食コラボで紹介。全学年楽しめました。
    最後にご近所の方々が「食べさせてください」と押し寄せてくる場面では、ページをめくらず、隙間から次のページを読んでおき、お父さんの「カレー屋さんです」の後でめくりました。
    皆んなのカレーには入ってなかったか?もしかしたら、知らずに飲み込んだかも?よく噛んで食べてた?など、お約束の問答も。

  • 2018年度  3年生 8分
    素直な3年生はお話を聞きながらも思っている事を口々に挙げてくれるので、そんな子供たちの反応が読んでいて楽しくて仕方ありませんでした。
    種を植えて、すくすく育って、まずは、お皿の葉っぱが咲いて…。
    そこで「マジか~?」の声が。
    次に福神漬けの花が咲いて…。
    そこでは、「そんなん無いわ~」の声が。
    さらに、黄色と白の実がなると「カレーとご飯になるのかなぁ」の声が。
    皆、大正解。
    とうとうカレーライスを町中の人達が食べる場面では「美味しそう!」との声が。
    皆も美味しいカレーライスをお家で作って貰ってね
    2018年度  6年生 8分
    『ひみつのカレーライス』は、絵が昭和レトロ?
    お父さんもお母さんもお着物姿です。
    カレーライスを食べていたら、「かりっ!」と何かが出てきました。
    お父さんが分厚い本で調べたところ、「カレーの種」と判明!
    それにしても壁一面の蔵書を持つお父さんて・・・?
    種を埋めておまじないの歌を歌いながらヘンテコ踊りをする場面では『ちびまる子ちゃん』の「インチキおじさん」がMTの頭をよぎりました。
    それにしてもカレーの木とは、なんて魅力的なんでしょ!
    たわわに実った実からは、お肉にお野菜ゴロゴロのカレーライス。
    子供達の顔も美味しい顔になっていました。
    最後の「かりっ!」「あれ?」で、「うわー!また30皿くらい食べられる~。」
    と、うらやましそうな声が聞こえてきました。
    今日の給食がカレーライスだといいね。

  • 大人も子どもも皆大好きなカレーライス。

    「ちびくろ・さんぼ」「ぐりとぐら」「しろくまちゃんのほっとけーき」など、美味しそうな食べ物が登場する絵本は、どれも大人気です。
    しかも、それがカレーライスなんですから、盛り上がらないわけがありません。

    カレーライスの木が芽を出すように、皆でヘンテコな踊りを踊ります。
    そこには何とも中途半端な異国情緒が溢れていて、インド・イギリスを経て、すっかり日本の国民食になってしまったカレーライスにピッタリだと思わされます。

    画面からカレーライスの美味しそうな匂いがただよってくるような気にさせられる、田中清代さんの素敵な絵も惹き込まれます。

    【Q】

  • 1年生の読み聞かせに「ひみつのカレーライス」読んできました。
    福神漬けを知らない子がけっこういたな。
    でも、ページをめくる度に盛り上がりました。
    お皿の葉っぱとお父さんのダンシングが大ウケ。

    先生方には「絵がすてき」と評判。
    子どもたちは「カレーがおいしそすぎる。カレー食べたい!」
    と給食がカレーじゃないとブーイング。
    次はカレーの日に読まなきゃ?

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著者プロフィール

井上荒野
一九六一年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。八九年「わたしのヌレエフ」で第一回フェミナ賞受賞。二〇〇四年『潤一』で第一一回島清恋愛文学賞、〇八年『切羽へ』で第一三九回直木賞、一一年『そこへ行くな』で第六回中央公論文芸賞、一六年『赤へ』で第二九回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『もう切るわ』『誰よりも美しい妻』『キャベツ炒めに捧ぐ』『結婚』『それを愛とまちがえるから』『悪い恋人』『ママがやった』『あちらにいる鬼』『よその島』など多数。

「2023年 『よその島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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