まんが易経入門―中国医学の源がわかる

著者 :
  • 医道の日本社
3.64
  • (3)
  • (4)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 76
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752960386

作品紹介・あらすじ

「陽極まれば陰生じ、陰極まれば陽生ず」など、「易」に由来する言葉は、私達の生活に深く入り込んでいる。その『易経』は六経の第一の書であり、中国伝統文化の祖である。また、医と易の関係は深く、陰陽五行説をはじめ、中国伝統医学・養生思想はその源を「易経」に発している。本書は深遠な道理をわかりやすく紹介している。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 私には難しすぎ。イラストが雰囲気あっていい感じ。

  • O5-1/12/1
    2005年1版8刷を所蔵

  •  東洋医学の根底には、東洋哲学・東洋思想があります。東洋医学に応用された東洋思想の哲学書として、『五行大義』や『淮南子(えなんじ)』などの本がありますが、そういった中で、『易経』の概念もまた様々なところで応用されています。
     その中でもとりわけ重要なのは、命門学説ではないでしょうか。命門とは東洋医学独自の考え方で、生命力の源のことを指します。この命門は、精子(陽・男)と卵子(陰・女)の交接、先天の気と好天の気の交合といったものと関係しており、さらに、腎陽と腎陰の区別、君火と相火の区別といったものにも応用され、東洋医学ならではの世界観を表現しています。
     この現象のことを、端的に「水火既済(すいかきせい)」という言葉で著しますが、この言葉は『易経』から来ています。水と火は、五行関係で言えば相克になり、水が火を消す関係になります。しかし、命門学説で言うと、水の精と、火の神のがつながることで、“精神”となり、それが生命を生み出す原動力になると考えられます。一方では相克で反目し合い、一方では生命を生み出すために協力をするという関係になり、矛盾しているようにも思いますが、多面的な生命のあり方を捉えた多面的解釈であり、どちらも矛盾なく並立して存在しています。このような逆の発想が同時に並立する考え方は、西洋医学にはないので、古医書を学ぶときには面食らったりします。そこで、本書のような哲学的なものを学ぶことで、生命をトータルで理解しようとする生命観を感じることができます。また、命門学説など、東洋医学独特の生命観を学ぶためにも、このような入門的でもよろしいので、一読しておくことをお勧めいたします。
    とてもいい本ですが、これでは臨床には結びつきにくいという意味で、☆三つにしました。

  • 漫画で難しいことをわかりやすく表現しようと努力しようとされているのは解りますが、私的には表現があいまいすぎて解りづらかったです。

  • 一番最初に易経関連の本として購入。
    楽しく読めました。

  • 難解な易の世界の入門書、ここからスタ−トするのが良いかも。

全8件中 1 - 8件を表示

周春才の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×