負債論 貨幣と暴力の5000年

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制作 : 酒井 隆史  高祖 岩三郎  佐々木 夏子 
  • 以文社 (2016年11月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (848ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753103348

負債論 貨幣と暴力の5000年の感想・レビュー・書評

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  • 人類学の立場から論じた貨幣論とでもいうべき内容。先日読み終えた『公共貨幣』や"The end of alchemy"と響き合うものがある。

    それにしても経済学と経済の間には大きな乖離があるといわざるを得ないのではないか?経済のことは経済学者に聞くのが世の常識といってよいと思うが、そんなことで経済がうまくいったためしはない。それは経済学者は経済学のことはよくわかっているが、経済のことは何もわからないからではないか?

  • ナサニエル・ホッパーのデジタル・ゴールドでも,ビットコイン技術者が知り合いに配ったという記述がある800ページを超える本。でも訳者あとがきの40ページを除けば本文は600ページほど。

    経済学では貨幣は交換の手段と説明されるけど,人類学のアフリカの部族の例を見ると,負債を数量化する手段で,貨幣の歴史は負債の歴史である。この負債の数量化には奴隷制のような暴力が結びついているという話から前半は概念の説明。後半は人類の5000年の歴史が,貨幣が仮想貨幣として利用された時代,金属貨幣として利用された時代を繰り返しているという分析という構成でしょうか。

    概念も経済学や哲学にも及びなかなか難しいので,私のようになるべく多くの本を読みまくろう,というスタンスではなくて,じっくり何度も読まないといけない本かもしれません。

    最後に出てくる,著者の指導教授による,宣教師とサモア人の会話はこの本で唯一笑った箇所でした。

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負債論 貨幣と暴力の5000年の作品紹介

『負債論』は21世紀の『資本論』か?
現代人の首をしめあげる負債の秘密を、貨幣と暴力の5000年史の壮大な展望のもとに解き明かす。資本主義と文明総体の危機を測定し、いまだ書かれざる未来の諸可能性に賭ける、21世紀の幕開けを告知する革命的書物。トマ・ピケティなど、欧米で絶賛!

人類にとって貨幣は、交換という利便性の反面、バブルなどの破局に向かう幻想の源泉でもある。人類史的な視座から、このような貨幣の本質からリーマン・ショックやギリシア・デフォルト問題などの国際的金融的危機を解明する壮大な構想を展開する。産業資本が衰退し、金融資本が質的、かつ量的に拡大する今日、現代資本主義を理解する上で必読の文献である。

負債論 貨幣と暴力の5000年はこんな本です

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