侵略者は誰か? 外来種・国境・排外主義

著者 :
制作 : ジェームズ・スタネスク  ケビン・カミングス 
  • 以文社
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753103515

作品紹介・あらすじ

なぜ外来種を駆除しなければならないのか? 移民・外国人を排除・嫌悪するのはなぜか?脅威は「外」から来ると考えるのはどうしてか?
 外来種を侵略者と読み替える「国境」の論理――それが生み出す、人間と人外の動物への「排外主義」とは何か。
 「人新世」や「多元的存在論」など、人間と自然の関係を再検討する諸概念・研究を手がかりに、既存の外来種論の見直しを図る人文社会科学からの応答である。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB27780014

  • ふむ

  • 『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』とか、なんか変だと思って見ていました。原題は『Ethics and Rhetoric of Invasion』、外来種駆除の根幹をなす軍事的・排外的論理を問い直し、動植物との共存へ向けた関係刷新の道を探る論考集。やっと読み終えました。

    "越境する生命たちの運命は、科学と政治だけに委ねられる事柄ではない。それは文化の問題であり、言説の問題であり、正義と倫理の問題でもある。"訳者あとがき 井上太一

    ピーター・ケアリーの『異星の快楽』(The Pleasure Bird 後 Exotic Pleasures ?)、PBも手に入り難くそうだし、(Kindle にはあり)どこか翻訳お願いします。

  • 『侵略者は誰か?――外来種・国境・排外主義』
    編者:ジェームズ・スタネスク
    編者:ケビン・カミングス
    訳者:井上太一

    四六判 上製カバー装 320頁
    定価:本体3,400円+税
    ISBN 978-4-7531-0351-5 C0010

     ― なぜ脅威は「外」から来ると考えるのか? ― 
      なぜ外来種を駆除しなければならないのか? 移民・外国人を排除・嫌悪するのはなぜか? 脅威は「外」から来ると考えるのはどうしてか? 
      外来種を侵略者と読み替える「国境」の論理――それが生み出す、人間と人外の動物への「排外主義」とは何か。「人新世」や「多元的存在論」など、人間と自然の関係を再検討する諸概念・研究を手がかりに、既存の外来種論の見直しを図る人文社会科学からの応答である。
    http://www.ibunsha.co.jp/

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1984年生まれ。翻訳家・執筆家。人間中心主義を超えた倫理の発展ならびにビーガニズムの普及をめざし、関連書籍の翻訳と執筆に携わる。趣味は料理研究。得意料理はペペロンチーノ、麻婆豆腐、中東風トマトシチューなど(もちろんすべて動物成分なし)。著書に『動物倫理の最前線』(人文書院、2022年)、訳書にシェリー・F・コーブ『菜食への疑問に答える13章』(新評論、2017年)、マイケル・A・スラッシャー『動物実験の闇』(合同出版、2017年)、エリーズ・ドゥソルニエ『牛乳をめぐる10の神話』(緑風出版、2020年)、ロアンヌ・ファン・フォーシュト『さよなら肉食』(亜紀書房、2023年)などがある。

「2023年 『今日からはじめるビーガン生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井上太一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×