クィア・セクソロジー―性の思いこみを解きほぐす

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著者 : 中村美亜
  • インパクト出版会 (2008年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784755401916

クィア・セクソロジー―性の思いこみを解きほぐすの感想・レビュー・書評

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  • *内容紹介*
    セックス=愛?
    愛さえあればうまくいく? セックスするのは誰のため?
    性に対する思いこみを解きほぐすことで、
    自分の<からだ>をとりもどし、
    人といっしょに生きていく力を呼び覚ます。

    性暴力、セックスレス、エイズ、
    同性愛、性同一性障害、男女共同参画などの今日的問題を、
    映画・音楽・アートも含めた身近な話題を通して、
    マイノリティの視点から包括的に捉えなおす。
    ジェンダー/セクシュアリティの新しい展望をきりひらく、
    斬新でクィアなエッセイ集。
    +++

    ノーマルだと思っている私が←ノーマルっていう定義は
    なによ?というツッコミはなしでお願い
    用語や定義すら把握していない初心者(まさに私のコト)が読んでも
    分かりやすいのではないかと思う

    でも読み始めて 奥の深さにびっくりした
    【クィア】とは元々「変わり者」という意味で
    20世紀に入ってからは主に性的な規範から逸脱している人
    (いわゆる「女性的な男性」や「同性愛者」など)に
    対する侮辱語として使われていたらしい

    著者が学んだ【セクソロジー】とは
    ミッシェル・フーコーが批判した西洋近代における「性の科学」や
    男女のセックスにおける快楽を追求するノウハウとして展開した
    「性の技芸」とは一線を画す、とのコト

    入門編、基礎編、実践編、理論編から成っていて
    著者が体験したユニークなワークショップ
    「セックス=生物学的な性 ジェンダー=社会・文化的な性」
    という単純な理解に対する筆者の困惑

    医学、心理学 生物学、歴史学、宗教、最近はやりの脳科学
    マスコミなどのそれぞれが提示するものが違くて
    これは それぞれの情報をなんとなくそうなんだととぎれとぎれに
    漠然とそう思い込んでいた私自身に
    じゃあ 私はどうなん?という問題提起を投げかけた

    言葉だけ漠然と知っていただけで
    “私は 私の思い込みも心も身体も分かってなかった”
    読みながら 目からウロコが落ちた(爆)

    その思い込みで苦しんでいる人もたくさんいるだろうなと・・・思った。

    また音楽と「性」のつながり
    女性のピンク映画監督やセックスウォーカーへのインタビュー
    など 多岐にわたる

    ふだんやっていることを少しずらしてみる
    「ずらし」のクィア戦略・・・

    この本は 私にとって
    ただセックス(男と女の)ではなく
    ジェンダー 性に対する思い込みだけではなく
    私ってなに・・・?という問いかけにもなった
    自分の身体を愛してあげたいな・・・うん

    巻末に参考文献がたくさん載っていたから
    気になる本を読んでみようと思いますぅ

    私にはとっても良い本でした

  • Xジェンダーの記述あり。

  • とあるきっかけで、LGBT系をあさり、何冊目かにこの本にたどり着いて、
    ああもうほんと、なんてよいタイミングで読めたんたろうって、じわじわきてる。

    セクソロジーって聞いたこともなかったけど、
    きちんと入り込めるように構成されてるし、わかりやすかったし、挿絵かわいいし、
    内容はけっこうものすごいのこと書いてあるのだけど、
    なんていうか…とても浄化された。

    セクシャルマイノリティの中のさらにマイノリティの人に読んでほしいです。

  • 大変興味深い内容で、読み進めるうち著者に対する偏見も薄れていきました。思い当たる部分、理解できない部分、新しい発見など色々です。★マイナス2個はセックスワーカーへの自分の違和感です。経験から「振り回された」過去を考えると職業と割り切ることへの違和感が拭えません。

  • 性の思い込みを解きほぐす。入門書と専門書の橋渡しとなる位置づけ。海外や国内でのワークの紹介が興味深かった。規範の是非や自己決定の難しさを感じながら、自分をとりもどし、人と生きていくことを考えさせられる。様々な人との出会い・つながりを大事にして、その中で思考を深めたり、気づきをもらったり、生きてきたこと、著書が生まれたことなど、著者自身の活動やレポートが基になっているところに、心を動かされた。

  • 性教育協会月報、というお堅い媒体に長期にわたって連載されていたもの。連載が終了し、今後この月報を、何を楽しみに読めばよいのだろう、と思う(^^;)。何があたりまえのこと、何が珍しいこと、というのは、「わかりきってる」「ふつー」と思えば思えてしまうのだが、では実際どうして?と思うと突然、うっ!(^^;)となる。どうしてこんなことを「ふつー」だと思っていたのだろう?!どうして今まで疑問を持たずに来られたんだろう?!と、目から鱗が怒涛のように落ちていく。しかも、楽しく読めるんだよね。必読!ブログはhttp://queersexology.blogspot.com/2008_09_01_archive.html【追記】10/24、ついに店頭に並んだようでメールをいただきました(^^)/

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クィア・セクソロジー―性の思いこみを解きほぐすの作品紹介

性暴力、セックスレス、エイズ、同性愛、性同一性障害、男女共同参画などの今日的問題を、映画・音楽・アートも含めた身近な話題を通して、マイノリティの視点から包括的に捉えなおす。ジェンダー/セクシュアリティの新しい展望をきりひらく、斬新でクィアなエッセイ集。

クィア・セクソロジー―性の思いこみを解きほぐすはこんな本です

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