- Amazon.co.jp ・本 (495ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756102133
感想・レビュー・書評
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「はじめて読む486」が素晴らしい - ソフトエンジニア現役続行 http://d.hatena.ne.jp/Oswald/20101217/1292538268
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先に読んだ「はじめて読む8086」の続編であり、1989年にリリースされたIntelのCPU486の動作のふるまいを記した名著。
この本が名著たる理由は色々あるんだけれど、一つはIntelのPC向けCPUについてこれだけ詳細かつ平易に述べられた日本語本が他に全く見当たらないという事。セグメントや特権レベルによる保護機構、タスク管理といった機能が具体的にどのリソースを用いて実装されているのかが的確に理解できる。このような機能はOSの解説本でも触れられていたりはするのだが、抽象的な説明に留まり本書のような具体性に欠けている事が多いのだ。
そして、もう一つの名著の理由というのは本書で説明されている機能の説明が、2010年という現代においても全く古びてないと言うこと。DOSエクステンダーといったMS-DOS絡みの記述には流石に時代を感じるが、CPUの機能は今でも用いられ、かつ本書以上に分かりやすい解説書は未だ存在しない。一応公式説明書としてはIntel Developer's Manualがあるのだが、あの冗長すぎる文章は読んでてツラ過ぎる。
とにかく、OSの機能の具体的実装方法やハードウェアとソフトウェアの境目といったマニアックな領域を理解したい人は必読。まぁ自分以外にそんな奇特な人がいるのかは謎ですが。 -
今の自分には難しすぎた。再度読もう。
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『はじめて読むマシン語』の次に読んだ本。技術は古いが、今でも有用な内容。
ただ、まだ読み終わってないので何とも言えないが、技術評論社の『プロセッサを支える技術』の方がより多くのユーザーのニーズに合っている様に思える。
(個人的にはマイコミの『OS自作入門』の副読書にすると面白いような気がする) -
linuxカーネルを読もうとしたもがいている時に,
ハードウェアの仕組みがわからなくて詰まったので,
まずはハードウェアを勉強するかと読んでみた.
説明対象のアーキテクチャは古い物ではあるものの,
現在の基本となっているので大変参考になる.
たとえの説明や図の描き方が非常にわかりやすく
的を得ているので,理解しやすい.
かつプログラムを用いているので,
カーネルの読解のとっかかりとしても
ヒントが沢山掲載された本だった. -
486マシンアセンブラについて、CPUの動作について、事細かに記載されている。
OSから見たメモリの状態や、それをCPUから見た場合。
ページング、保護機能など、ブートローダ作成時に必要な情報盛りだくさん。
OSの底辺をよく理解できた。
再度読み込んで、より理解を深めたい。 -
OSがいかにCPUに助けられているかがわかる。
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32bit CPUの動作原理を詳細に説明した本.
OS作成時には必須の本.