- Amazon.co.jp ・本 (495ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756102133
作品紹介・あらすじ
めまぐるしく変わるパーソナルコンピュータの世界で圧倒的なシェアを誇るインテルの486CPU。なぜ、このCPUがそれほどまでに受け入れられるのか。そして、そのCPUの上で動ぐさまざまなオペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアは、どのように密接にかかわっているのか。CPUの持てる機能を確認するプログラムによって、これらを1つ1つ解き明かし、486の本質に迫ります。
感想・レビュー・書評
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必読。どうせ避けては通れないし。
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こういうプリミティブな領域も面白いです。
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仕事の関係で勉強した。
intel CPUの動きを学ぶ入門書。ただ、基本的には前時代的なので、全てを読む必要はない。
これを読んだおかげで、仮想化VT-dやVT-xは怖くはなくなった。 -
10章まではかなり良かった記憶。11〜13章に興味が沸かなかったのかそこで放置していた模様→流し読み。リアルモードとプロテクトモードを行ったり来たり。486からの新しい機能について丁寧な解説。その機能を体験できるコードが載ってるのが良い。動かすにはそれなりに苦労する。想定されているOSが現行のものではないし知らないので自分の使っているものとどう対応しているのか想像しながら読む必要があった。
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個人で欲しい...
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な~るほどな本
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「OS自作入門」を読むために、何回目かの読み直し中。
前読んだときよりだいぶ理解できるようになった。 -
x86系のCPUについて書かれた良書。内容は高度だけど、説明が平易なので、何度か読み返せば理解できる。94年発行なので、サンプルコードが古すぎるのが玉に瑕。
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「はじめて読む486」が素晴らしい - ソフトエンジニア現役続行 http://d.hatena.ne.jp/Oswald/20101217/1292538268
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先に読んだ「はじめて読む8086」の続編であり、1989年にリリースされたIntelのCPU486の動作のふるまいを記した名著。
この本が名著たる理由は色々あるんだけれど、一つはIntelのPC向けCPUについてこれだけ詳細かつ平易に述べられた日本語本が他に全く見当たらないという事。セグメントや特権レベルによる保護機構、タスク管理といった機能が具体的にどのリソースを用いて実装されているのかが的確に理解できる。このような機能はOSの解説本でも触れられていたりはするのだが、抽象的な説明に留まり本書のような具体性に欠けている事が多いのだ。
そして、もう一つの名著の理由というのは本書で説明されている機能の説明が、2010年という現代においても全く古びてないと言うこと。DOSエクステンダーといったMS-DOS絡みの記述には流石に時代を感じるが、CPUの機能は今でも用いられ、かつ本書以上に分かりやすい解説書は未だ存在しない。一応公式説明書としてはIntel Developer's Manualがあるのだが、あの冗長すぎる文章は読んでてツラ過ぎる。
とにかく、OSの機能の具体的実装方法やハードウェアとソフトウェアの境目といったマニアックな領域を理解したい人は必読。まぁ自分以外にそんな奇特な人がいるのかは謎ですが。