挫折なしで英会話ができる「英語耳」9つの法則 (アスキー新書 9)

著者 :
  • アスキー
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756149152

感想・レビュー・書評

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  • 『英語耳』の著者による英語学習の入門書。

    第1章では、ポイントとなる点を法則として紹介している。なるほどと思わされ、思わず引き込まれる。第2章では発音の学習方法、第3章では語彙を増やす方法、第4章では読書による学習方法を紹介している。それぞれ理由と具体的学習方法を提示していて、説得力がある。

    ただ、実際に学習しようという場合、本書とは別に『英語耳』などが必要となる。本書は、あくまで学習方法を提示した入門書である。

  • 読んでおいて損はない

  • オウムでも(繰り返せば発音することができるから)大丈夫!あなたにもできる。
    なるほどね。「まぁ、このくらいでいっか」という甘えが成長を阻害するんですね。

  • 英単語を聞き取り話すには、23の子音・20の母音の発音と56の音節のパターンを覚えれば良い、とする松澤式「理論書」。これぞ正攻法。語学はやはり、急がば回れだ。(実践編は別の書籍を買う必要あり^^;)

    巷には色々な英語学習本があふれていて、勉強の方向性・目的を持たないと、つい良さそうな本に目移りしがちではありませんか?私はそのタイプです。
    そんな最近の私の目指すところは、簡単な英語のヒアリングと、シャドウイングするときに違和感を感じないマトモな発音の習得。
    耳と発音を鍛えたい、と思い、この本を取りました。

    この目的にとって、この本から始まる道はまさに最適。正道です。


    正確な聴き分けは、「正しい発音」ができるようになれば可能。
    ここから松澤理論では、
    ○子音23・母音20の発音
    と、
    ○56の音節のパターン
    を徹底的に習得し、使えるようにする。

    ここまでやると、英単語レベルではなんでも聞き取れるようになる、とか!


    さらに文章レベルでは、内容により強弱やスピードの抑揚が出るからそれを意識すべしとか、
    多聴・多読にはこの方法、こんな書籍がいい、などの具体的なところもあり。
    でもこれは、自分にはもう少し先のステップで良いかな。


    前書きによると、この本はどうやら4巻からなる長大な「単語耳」シリーズの理論を凝縮させた本だとか。
    これだけ読んでも、「単語耳」シリーズを使うイメージは湧くものの、まったく英語を使えるようにはなりませぬ。
    悪しからず。


    Lv.1だけでいいから、まずは半年かけて43の発音をマスターしてみようかしら。
    その先に、英語が聞き取れる世界が広がるだろうか。

  • [ 内容 ]
    苦手組も中高年も、これなら聞ける、話せる。
    大ブームを巻き起こした『英語耳』著者が今すべてを語る!
    読むだけで、英会話への苦手意識が消え、楽しくなる。

    [ 目次 ]
    第1章 英語耳づくりの旅へ、船出しよう!―この9つの法則で、目標は達成可能(スピードがすべて。最終目標は3倍速での理解 英会話では、すべての音を聞き取らなくても良い ほか)
    第2章 実践!英語耳への道のり 発音編(子音・母音の音を習得する 音節と単語の発音方法の習得 ほか)
    第3章 英語耳を完全にするために 語彙編(英単語には2つの異なる血筋がある 文頭から順に意味をつかんでいく ほか)
    第4章 誰でもできる、読書のススメ 多読編(まず、読書だけが持つ2つの効能を知る 読書の際に辞書は引くべきか否か? ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • Part1読んでないのに借りたので、とりあえず積読

  • 英語の母音、子音を学習する。
    英語での悟りは、リスニングで英語を意識しなくなることと、読書で英語を意識しなくなること。
    同じ音を200回繰り返して学習する。
    英語で読書する。英語を理解する訓練と実践的な語彙記憶ができるようになる。

  • 方言丸出しの田舎のおんちゃんが英語を流暢に話す…
    これを目標に「アラウンド不惑」のボブが英語にチャレンジしている。

    それと外国語専門学校で講師をしているのだが、講師陣の3分の1は外国人で、英語を教えている先生方がほとんど。
    この数的不利な状況を何とかしたい!(ボブは小論文担当です…( p_q))
    でもヴォキャブラリーが圧倒的に貧弱だ…

    などなど、悩みが絶えなかった(大袈裟)。

    そんな中、古本屋でこの本に出会う。
    『英語耳』のダイジェスト版的な位置づけらしい。
    トレーニングの仕方など、参考になった。
    なかでも、語彙を増やすために多読を勧めており、ペーパーバックを読めるようになることを最終目標に、具体的な本を挙げてステップアップを図る、という内容に感銘。早速アマゾンで買ってしまった…

    さぁ。これからが正念場。
    今日も読みます。

  • これをきっかけにペーパーバックを読み始めました。

  • 語源をもとにした単語の覚え方は記憶に定着しやすいという話はよく聞くけれど、
    でもそれによって頭の中が整理されて、
    リスニングをしたときも聞こえてきた単語がすぐに引っ張り出されるっていうのはなるほどと思った。
    単語が聞こえてきたときに語源となるイメージが浮かぶっていうのは大切なこと。

    理解語彙(聞いてわかる単語)と使用語彙(自分で実際に使える単語)については、
    なんか理解語彙を使用語彙にしていこうっていう考え方が多い気がするんだけど、
    そうじゃなくて理解語彙は使用語彙の3倍あるものとして、
    使用語彙を増やすことで理解語彙も自然と増やそうっていうのも初めて聞いた。

    「読むことと聞くこととは、実は目と耳という入力器官が違うだけで、脳内では同じ辞書が検索され、同じ語源イメージが使われ、同じ文法処理がなされています。
    呼んでも聞いてもネイティブの頭の中では、膨大な情報の中から文字と音とが検索され、統合されているのです。
    日本語では普通に行われているこうした”統合された理解”が英語でもできるようになると、その後は読んでも聞いても言語に関する「文字」と「音」との情報が、どんどん脳内に整理、蓄積されていくようになります。」
    ってことから、会話よりも英語書籍の読書のほうが効果的と著者は言う。

    input hypothesisの考えからいくと納得。
    でも、比率の問題っていうか…
    同じinputとして、リーディングも大いに効果ありってするところまではいいけど、
    やっぱりoutputの練習も必要っていうのがSLAtheoryの最近の流れだと思う。


    『英語は絶対、勉強するな!』と同じように、
    いろいろなものを聞くより同じ教材を繰り返して聞くことの効果がうたわれているけれど、
    『英語は〜』のほうには発音についてのフォローがなくて、
    赤子のようにただひたすら聞け!って感じだったのに対し、
    この本には「音の種類を意識的に学ぶ」みたいなことも提唱されていて、
    大人ならではの勉強法っていう感じで気に入った。

    それと、発音を単語ごとじゃなくて文章ごとに学ぶっていうのはTESOLの世界だと常識になってきてるけど
    日本だとまだそれほど学校では浸透してない。
    英会話学校でも時々教えてくれるけど、理論的とまではいかない。
    いっぱい触れて慣れろって感じ。
    だからプロソディのルールをきちんと説明しているところがいい♪



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著者プロフィール

1950年生まれ。富士ゼロックス(株)に入社。おもにソフト開発に携わり、海外と連携したプロジェクトを多数経験。'75年、英検1級取得。'79~81年には英国駐在も経験。'00~04年まで某大学にて非常勤講師として発音を指導。日本音声学会会員、日本英語学会終身会員。人気サイト「eigo33.com」主催。語源学習のためのブログ「語源の広場」を3名で主催。主著『英語耳』『単語耳』シリーズの累計発行部数は100万部を超える。

「2023年 『英語耳ドリル[改訂3版] 発音&リスニングは歌でマスター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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