- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756149558
感想・レビュー・書評
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結局、タイトルに掲げた命題に著者が完全に敗北している。
何の説明もできていない。その代わりに自らの生い立ちを書いているだけ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
湯浅氏は、日本では数少ないきちんと解説ができるサッカージャーナリストだと思う。コーチライセンスも持っているのだから(本来コーチが本業?)、どこかJのチームの監督をさせてみたら面白いと思うのだが…
著者のサッカー論は基本的にオシム日本代表監督のそれと近いように思われる。サッカー論だけでなく、独特の言い回しという点でもオシム監督に近いが。
そのサッカー論について解説しているのが本書だが、著者自身のドイツでのプレイヤーとしての経験から、選手(特に日本人)の心理状態に迫っているところがタイトルに結びついている。そこに限らず、技術論や戦術論以前の心理的な要素(精神論ではない!)に着目しているところが、興味深く、説得力がある。
サッカー好きであればおススメの一冊。
どうでもいいことだが、「湯浅」というとどうしても真っ先に湯浅卓氏を思い浮かべてしまうのは私だけ?(苦笑) -
2014年6月~7月 企画コーナーにて展示
越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000660656 -
ドイツのサッカーコーチライセンスを持ち、ヴェルディでもアシスタントコーチをいしていた湯浅健二氏の著書。
ドイツでのサッカー経験から、自分で責任をもって、リスクを負って、プレイすることから、その精神的な部分で、日本人は弱い。それがシュートを打たないことにつながっていると説明する書。
氏の著作は何冊か読んだが、サッカーは相対的なスポーツであるということが一番記憶に残っている。相手を見て自分をどのように貫くか、そして相手に合わせるのか、ある意味、サッカーの他の分野にもあてはまることだと思う。 -
まあまあの内容です。
本のタイトルに対する答えはわずかな記述しかなく、ほとんどが著者の海外で経験した日本人とのギャップが書かれています。
ワールドクラスのスター選手がでてくるわけでも、日本の人気選手がでてくるわけでもないので、物足りなさはあります。
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決定力不足に悩む日本人選手に潜む心理的病魔について、もうちょっと突っ込んで書いてくれてるかと思っていたが、それについてはさらっと流して書いてあるだけであとは監督、コーチ論。それを目指す人は読んでもいいのかも。
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サッカーにおける、スペースの考え方がわかりました。
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サッカーはミスをする。チャレンジしなければ失敗はしない。
有機的な動きなど、納得の話は多かったし、勉強にはなった。
しかし、題名に対する結論は書いていない。
まあ、題名を見た時点で結論は予想できたし、実際に
読んでいれば結論は分かるが、最初か最後に結論を述べるべきだ。
それがないので、結局何が言いたかったの?と言う事になり、
本文が結論構築に向けて行くステップではなく、ただの体験談や
事実の羅列にしかなっていないように感じた。
結局何が言いたかったの?と思いながら読んでしまったからか
著者のドイツ留学時代の体験談(これがかなり冗長)に
自慢かよ!と突っ込みたくなった。 -
09年9月13日開始
09年9月27日読了
某所ではネタに使われているけど、サッカーのプレー経験のほとんど無い身でも面白く読めたね。