いいビルの写真集 WEST

  • 266人登録
  • 3.85評価
    • (17)
    • (21)
    • (22)
    • (2)
    • (0)
  • 34レビュー
著者 : BMC
制作 : BMC(ビルマニアカフェ) 
  • パイインターナショナル (2012年7月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756242624

いいビルの写真集 WESTの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 本当にいいビルの写真集。
    細部まできっちり作り込まれていて、デザインも大胆。見ていて嬉しくなる写真集。

    この写真集に掲載されているビルは1950年代半ばから1970年代の始めにかけて建設されたもの。当時はまだ大量生産が洗練されていない時期で、かっちりと同じ品質のものが揃えられなかった時期。それゆえ人の手によるゆらぎが残されており、人肌のぬくもりのようなものが潜んでいる。また当時はビル建設も鳶と左官が花形であり、自分の仕事に対する誇りがあった時代でもあった。すなわちカッコいいものを高品質で作り出す職人が、尊敬されていた時代である。
    時は流れて大量生産大量消費時代となり、プラグマティズムが主流となった。その上価格競争が激しくなってしまった現在では、こうしたビルを建設するのは、もう道楽の域に入ってしまったのかもしれない。少し寂しい気持ちがする。

  • 会社(皇居のほど近く)のお使いで
    まだ通ったことの無い道を
    冒険的に歩いてみたら、

    昔っぽい、でもお洒落でモダンなマンションがあちこちに…

    「お金持ちになってこんなところに住めたら
    楽しいだろうなあ!」と素直に思ってしまった。

    最近建つビルは高さもものすごくて、
    壁面もガラス張りと言うのがほとんど、
    それはそれで空の雲とか映って綺麗だななんて
    思う事もあるけれど、

    この本に載っているような
    階数をあらわす表示の字体とか、
    小さなタイルを貼ったモザイク模様の壁や床や、
    色ガラスの窓とか、

    遊び心があったり、
    粋だけどなんかほっとする感じ、
    なんでもなくみえて実はとっても手が込んでいるみたいな、
    そんなのが好きだなあ。

    この本は活動している方々が西の人なので、
    全部大阪のビルなのだけれど、

    東京にもまだまだあるよね。

    例えば、昔から開けていたけれど
    今はそれほど栄え狂っていない辺りが
    狙い目かしら?

    この本を読んでからこの間、
    意識して電車から外をみていたら、
    浜松町~新橋~有楽町の駅間に、
    素敵なビルが色々あったよ。

  • いいビル最高!!!
    いいビル、と、いいビルのことを呼んだこのタイトルからしてすばらしいと思った。

  • 「いいビル」写真満載の素敵な一冊。
    タイトルの通り関西圏のビルが紹介されているのだが、普段自分が関東圏で見かけて「いいビル」と思っていたような物件が紹介されており、嬉しくなって即買いした。
    写真でいいビルさを紹介するだけでなく、こういった物件の良さについて愛情溢れる切り口で語っている。
    建築から長い月日が経ち、だんだんにその数を減らしていく「いいビル」たち。見ることなく終わってしまったかもしれない生活圏外の数々の物件を沢山紹介してもらって大満足。

  • 60〜70年代の昭和なビルは私も好物。ともすれば真面目すぎて画一的で面白みがないと思われがちだし、頑張りすぎてトンチンカンで気恥ずかしい感も否めないが、なかなかどうして、こうやってディテールをひろって的確な言葉で解説してもらってみると、なぜ自分が昭和なビルたちに惹かれたのかが改めて認識できる。魅力的でほほえましくて懐かしい、明治大正や戦前、バブル以後とはまた違ったイメージを持った昭和なビルたち。そういえばうちにもガラスタイルあったなあ…

  • いいビルはだいたいが街の背景に溶け込んでいるので気付かずに通り過ぎているかもしれません。たまに強烈な個性を放っているものもあります。
    【いい階段の写真集】を先に読んだせいか,ビルよりも階段に注目してしまいました。フジカワビルの階段足元の「踏ん張り」が二足で立ち上がったシロクマの足に見えてならなりません。階段の正面に回ったらシロクマが両腕を広げて階段を抱えているんじゃなかろうか,と思えるかわいい階段です。
    いいビルには働く人,憩う人,そして支える人がいます。それがある限り「いいビル」のままいられるのだと思いました。
    《2014.06.10》

  • ビルにいいビルと悪いビルがあるなんて知らなかったし、無個性なのがビルの特性と誤解していました。
    確かに<概ね直方体>という条件はあるけれど、ビルにも作り手と使い手(住まい手)がいるのだから、無個性のはずがないのでした。
    見どころ解説が、オタクっぽくて、でも説得力があって、面白い本です。
    しかし、凝った造り重厚な造り、遊び心のある造りのビルが、解体されるのは惜しいことです。古民家と古ビルでは移築の難しさは段違いでしょう。いいビルは使い続けるほかに保存方法はないようです。

  • 6、70年代のビルに対する愛情が感じられる一冊。
    年代によってはレトロというか、古さに気恥ずかしさを感じてしまうかも。よく見るといいビルなんだね。
    表題からしていろんな時代のいいビルを紹介しているのかと勘違いしていた。副題つけた方が良かったかも。

  • 自分が練習に通っていたK会館やSK会館も
    いいビルだったのかな( *´艸`)
    テラゾーって、おじさんの名前じゃない(^ω^)
    大理石の粒+モルタルを磨き上げた左官仕事なんだって
    中学校の床を思い出しました

    いいビルの価値観を授けていただきました
    階段裏の足の踏ん張りとか
    愛情あふれた文章がとても良かったです
    こんなマニアックな人たちの企画する
    「トロピカルビルパラダイス」←盆踊り大会(´∀`)
    参加してみたいな~!
    近々怖いもの見たさで
    第一ビルのマヅラに行ってみよっかな

全34件中 1 - 10件を表示

BMCの作品

いいビルの写真集 WESTを本棚に「積読」で登録しているひと

いいビルの写真集 WESTの作品紹介

未来に向かってまっしぐらだった時代に生まれた、渋く、艶っぽく、自由なデザイン。手仕事も工業製品も光る、魅惑的なビルの世界。釉薬たっぷりのタイルや角丸の窓、カッコイイ塔屋、愛嬌のあるサイン、らせん階段…etc。

ツイートする