めでる国芳ブック ねこ

著者 :
  • 大福書林
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本棚登録 : 96
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756246691

作品紹介・あらすじ

江戸の絵草紙屋にタイムスリップ。眺めて飾って細部を味わう60枚

絵草紙屋の店先で気に入った絵を選ぶように、1枚の絵をB5判の1ページ大で楽しむ趣向の「めでる国芳ブック」シリーズ。
第1弾の猫は、味わい深い美人画の猫、代表作の猫の当字、役者の似顔絵ほか、猫を描いためずらしい絵も収録。
「猫は、いわば人の掌の上で生きている小さな動物。人は、その掌の上の動物と、対等にやり合ったり、ときには下に敷かれたりしながら、この仲間との関係に喜びを感じるのである。猫のプライドの高さを味わい、時折みせるへまを、彼らのプライドを傷つけないよう口を塞ぎながら笑う。そして、そんな人と猫の独特の関係を絵の中でも堪能することこそ、国芳の描いた猫の味わい方だし、それこそが、国芳という画家と猫との関係を読み取ることでもあるだろう」。(本文より)

感想・レビュー・書評

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  • 「江戸の遊び絵づくし」展で購入。ねこかわいいよねこ。造りが凝ってて、絵の部分が切り取って貼ったり、解説部分と並べてみたりとかできる仕様なんだけど、勿体なくて切れません。保存用も買えばいいんか。そうか。

  • 「気に入った絵を切り離して使う」というコンセプトがお見事。こういうことができるから、本というパッケージには価値がある。と、僕は思っているのだけれど。

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著者プロフィール

金子信久(かねこ・のぶひさ)
1962年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。福島県立博物館などを経て、府中市美術館学芸員。担当展覧会に「亜欧堂田善とその系譜」(福島県立博物館、1990年)、「司馬江漢 西洋との接触、葛藤と確信」(府中市美術館、2001年)、「亜欧堂田善の時代」(府中市美術館、2006年)、「リアル 最大の奇抜」(府中市美術館、2018年)など。「亜欧堂田善の時代」展の企画と図録論文で第18回倫雅美術奨励賞受賞。主要論文に「亜欧堂田善の銅版江戸名所図群に関する絵画史的検討」(『国華』1220、1997年)、「迫真と形象化‐司馬江漢と亜欧堂田善の油彩画」(『民族藝術』22、2006年)、「司馬江漢 西洋風景人物図屛風」(『国華』1336、2007年)など。著書に『日本美術全集14 若冲・応挙、みやこの奇想』(共著、小学館、2014年)、『もっと知りたい長沢蘆雪』(東京美術、2014年)、『子犬の絵画史 たのしい日本美術』(講談社、2022年)ほか多数。

「2022年 『作って発見! 日本の美術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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