健康と食事

  • イザラ書房
3.58
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本棚登録 : 107
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756500434

作品紹介・あらすじ

肉食と菜食のちがいはどこにあるのか。
アルコールやコーヒーは人間に何をもたらすのか。
シュタイナーは食べ物にかんするさまざまな問いに明快な回答をあたえる。 人間は食べる生き物である。人間が霊的な生き物であればあるだけ、このことは真実だ。食べ物について語るシュタイナーの霊的唯物論には、未来のエコソフィアにとっての、優しく豊かなヒントがいっぱいに詰め込まれている。

感想・レビュー・書評

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  • 【目的】食べ物が精神に与える影響を知る

    より多くの食べ物とそれが性質に与える影響について知りたかった一方、初めて聞くことも多く新鮮で時間をかけながら読んだ。同じ内容のことで、他の作者の本も読んでみたいと思う。

    ♧食べ物の背後にある霊的なものもいっしょに食べている
    ♧人間は、物質体のほかに、肉体の崩壊に争うエーテル体、本能的な衝動などを担うアストラル体、自我、の4つの部分を有している
    ♧菜食では太極的な視点を得、肉食では個人的で勇敢になる
    ♧肉食では血液の凝固や、塩やリン酸塩の混合が起こりやく、アストラル体への影響が及ぶ。
    ♧目覚めの時にドアのノックが聞こえると、遠くで誰かが死んだ時、といった解釈は、意味するものを知っていてできる文字の読み書きのようなもの
    ♧「人に話しかける霊はけっして高級霊ではなく、つねに低級霊」
    ♧霊的なものにいたるには労苦の多い内的な努力が必要
    ♧じゃがいもは太った茎
    ♧アカカブやダイコンは思考を刺激する
    ♧体を刺激するために食べ物を食べる
    ♧塩は前能(思考)に、炭水化物は後脳(言語)に働きかける
    ♧炭水化物は形をつくり、脂肪がその内実をつくる
    ♧脂肪が流出しすぎると、油と実の部分が欠乏し精神が燃え尽きる
    ♧呼吸とは、酸素が血液を通してひろがり、血中で炭素を受け取って、炭酸を吐き出すこと
    ♧まきを割るような外的な力をつかうことは自分を疲れさせ、炭水化物を糖に変えるような内的な力をつかうことは人間を強くする
    ♧植物の根や穀物の茎は頭を、植物性脂肪を含んだ葉は心臓や肺を強くする
    ♧肉食をやめて菜食にすると、自分で脂肪をつくるために壮健になると感じる
    ♧じゃがいもは大量の余計な思考を生む
    ♧皮膚から有害物質が入ると排泄が難しくそこから健康を損なうことがある
    ♧体内でアルコールを生成して腐敗を防いでいる

  • 2015-45(12/06)

  • はっとりさん
    あたらしい食のabc

  • じゃがいもに関する項がマクロビの考え方と似ていて興味深かった。
    食物が気持ちや行動に作用するという考えは生活の基本だと思う。

  • にんじんは頭にいい、じゃがいもばっかり食べてると馬鹿になる?みたいな所が面白かった。
    ポテチばっか食べてたらアホになっちゃうかもねえ^^;
    私がアホなのはにんじん嫌いだからかあ、と妙に納得。

  • 宇宙規模で体や食物を考える。
    霊的なものの見方は、それを身につけた人にしかわからないわー
    でも、じゃがいもは体に良くないことはわかった。大好きなのに・・・

  • シュタイナーの健康、食事に関する講義内容。
    読み物としてもなかなか面白いです。

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著者プロフィール

ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)
哲学博士。オーストリア生まれ。ウイーン工科大学で、自然科学・数学・哲学を学ぶ。ゲーテ研究家・著述家・文芸雑誌編集者として世紀末のウィーン・ワイマール・ベルリンで活躍。帝政ロシア生まれのエレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー創唱になる神智学協会のドイツ支部事務総長就任後、袂を分かち、人智学=アントロポゾフィーを樹立。スイス・バーゼル近郊ドルナッハに自身設計した劇場と大学を含む「ゲーテアヌム」を建設し、普遍アントロポゾフィー協会(一般人智学協会)本部とした。

「2023年 『人間発達論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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