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- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756500694
感想・レビュー・書評
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シュタイナーがヴァルドルフ学校で校長先生みたいな立場で始業式などの式典で生徒、先生、父兄に語ったもの。晩年の活動のひとつなのだけれど、シュタイナーが語りかけることを通して、伝えたいものがよく見えてくる。こんな校長先生がいたら幸せだと思う。この言葉を、ナチスが台頭してきているドイツでやっていたというのは凄いことだと思う。先生と生徒ってなんだろうっていうときに、今、見えにくくなっている正しい姿。本来の有り様が見えるような気がする。教育とは何なのか、先生とはなんなのか。先生が、生徒がどうあるべきなのか。実際のヴァルドルフ学校を知らないし、その成果もよくわからない。しかし、ここに描かれているようなことを前提とするなら本来、学校はもっといい場所になるんじゃないかと思う。シュタイナーが自分の行いや思想といったものをとても客観的に、又、冷静に、考えているのが伝わってくる。多くの人のことを考えた人なんだなと改めて思った。
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