要点を理解して、きちんと自分の知識にする読書の習慣 (アスカビジネス)
- 明日香出版社 (2010年2月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756915306
作品紹介・あらすじ
何のために読書するのでしょうか?それは、何らかの問題を解決するためではないでしょうか。試験に合格したい。仕事の問題を解決したい。人生の悩みを解決したい。趣味の読書といえども、「楽しみたい」という問題を解決するためです。文字や書物のない時代は、問題を解決するには直接人に会って糸口を掴むことでした。ところが文字や書物の登場によって、問題を解決する手段は大きく広がりました。しかし、解決すべき問題は減るどころか、加速度的に増えるばかりです。しかも、これまでに答えのない問題が山積しています。答えを記憶しているだけでは片付きません。理解の下での応用が問われます。現代では、有用な知識を得る手段には本以外にもたくさんのツールが存在します。その最たるものがインターネットではないでしょうか。また、スマートフォンに代表される身近なITのツールも数多く登場してきました。であれば、これらの環境に適応した読書法があるべきです。何のために本を読むのか?どんな本でも理解がカンタンになる読書術。
感想・レビュー・書評
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《なぜその本を読むのか、目的意識をハッキリさせることが、要点を理解することに繋がる》本を隅から隅まで読むな、など、読書に対する八つの誤った考えが提唱され、今までの読書に対するイメージが覆された。
私自身、本書を手にしたのは、何となく題名に惹かれたからだった。しかし、そうした衝動についても潜在的な興味や目的意識に裏打ちされていることが解説されており、とても印象に残った。
最後に、文章が回りくどい箇所が何箇所かあり、図化してあればより良いのでは、と感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書は良い。しかし耽溺しない。理解→記憶。
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記憶術の専門家なので記憶に頼った読書法が紹介されるかと思ったが違っていた。
目新しいことはあまり見当たらないが、読書を平易に行うためのメソッドが簡潔に纏められている印象だ。
まずは楽しむことを前提に読書を進めることを述べているところが好感が持てた。 -
読書は手段
目的は問題解決 -
「これから読む本を効率よく自分のものにする為」と宮口さんの仰るとおり目的を立てて読んでみましたが、それは本当に大事な事だと思いました。参考例が多いので、それこそ要点を取り出し、自分の知識に出来るようもう1度読み返したいと思います。
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宮口さん、きっと頭の良い方なんだな・・。でも嫉妬したくならない、気のいいおじさんの雰囲気が文章に感じられる。
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▫️ためになった部分引用
・本そのものが重要なのではなく、その中で記述されている知識を獲得し、活用することが重要。
・実際に本を手にし、少しでも考える機会を得ることが出来れば、その本はあなたにとって十分価値があるもの
・なるべくたくさんの情報を斜め読みする
・1冊の本を読めば、自分の疑問点が解決する、は幻想
・本は自分の思考をかき混ぜるツール
・どんな人でも素晴らしいアイデアを持っているが、思い出せないだけ。読書を通して思い出す。
・理解できない部分は、最初は読まない。遠慮なく読み飛ばす。以後まで目を通して、ワーキングメモリーを作るのが大事。
・楽しむための読書。
・読書は、自分の心の奥底と対話できる数少ないチャンス
・自分はどうすれば上手くいくかということは知っているし、その能力もすでにある。気づいていないだけ。 -
パラパラとしか読んでないが、何の問題を解決するために、この本を読むと意識することが大切だと思った。
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気づきのための読書っていうのは、なるほどと思ったな。
新たな知識や考え方を得ることが出来なかったとしても、既に得ているモノしかかかれてなかったとしても、「気づき」を得られれば読んだ価値はあるかもしれない。
あと、これからメディアマーカーに登録する際に「何故読みたいと思ったか」メモを書こうかな。読む前、読んだ後にそれを参照することで、読書に深みが出る…はず。