伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 (Asuka business & language book)

著者 :
  • 明日香出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756916679

作品紹介・あらすじ

『文章を書くときに文章のゴールを考えず、思いつくままに書きすすめてしまい結局何が言いたいのかわからなくなる』このような人は多い。短時間に正確で伝わる文章を作成する87のテクニック。

感想・レビュー・書評

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  • 《文章の師匠決定❗️》

    この書籍で山口拓朗氏の文章本3連発。
    もう決めました❗️勝手に「書き方の師匠」と呼びます‼️理由は3つあります。

    ①読みやすい書籍が豊富
    特に気に入ったのは4つのポイントです。
    ・項目名だけで分かった気分になれる。
    ・例文が多くてそのまま真似できそう。
    ・図やイラストでイメージとして捉えられる。
    ・サッと読めるから、何度も読み返せる。

    ②メールマガジンが送られてくる
    書籍で取り上げられている項目を中心に、ほぼ毎日送られてくる。大事なことは何度でも復習したいので、とても楽しみです。

    ③YouTubeで著者に会える
    重要なポイントを、山口氏の笑顔と、男性が嫉妬してしまいそうなステキな声で、分かりやすく解説しています。隙間時間にみるのがおすすめです。私は歯磨きしながら見ています。時々手が疲れるます

  • 樺沢紫苑さんの『アウトプット大全』の中で紹介されており、興味があったの読んでみた。すごい分かりやすい説明ばかりだった。メールなどで文章を書くことが多いので、どうすれば相手に伝わり安くなるのかはいつも考えている。しかも自分の文章に自信がない。
    この本はそんな私の為にあるような本でした。目からウロコ。自分はまだまだ出来てないとドキッとさせられる事がたくさん書いてありました。
    敬語の使い方、修飾語の使い方とか、わかってる「つもり」の事がいかに多いか?

  • 昔から文章を書くのが苦手。
    現在、案の定レポートを書くのに四苦八苦…。苦手を克服しなきゃ終わらねえ…!縋る思いで手に取った。

    第2章の「文章を早く書く」は、なかなか筆が進まない私にピッタリ。
    具体的な原因や改善方法がわかりやすく示されている。おかげでスッキリした(笑)

    全部で第7章。準備に始まる文章の作り方を段階ごとに教えてくれる。
    基礎を学べる上、自分の躓くポイントも必ず見つかるはず。

    設計図やテンプレートなども文章初心者にとってはとても有難い。
    「あなただってちゃんと書ける!」と励ましてくれる一冊。

  • ■1.読む人の反応を決める
     文章を書くときには、読む人の反応を決めましょう。「『決める』ではなく、『予測する』の間違いでは?」と思った方もいるかもしれません。ですが、予測ではありません。読む人の反応は、やはり書き手が決めなければなりません。(中略)
    【文章を読んだ人の反応例】
    ■お礼状をもらう人:ここまで喜んでくれて嬉しいな~。
    ■企画書に目を通す上司:おもしろそうな企画じゃないか!
    ■メモを読む部下:○○課長の指示はいつも分かりやすいな。
    (中略)
     もちろん、こうした反応は、読む人(ターゲット)のニーズや文章の目的に即して決めるのが理想です。例えば、企画書を提出する相手(上司)の反応を決めるときは、その上司が何を求めているのかを踏まえたうえで決めるのです。


    ■2.書くとは「自問自答」の連続
     例えば、「私の趣昧はお菓子作りです」という文章の裏には、必ず「あなたの趣味は何ですか?」という自分自身への質問があります。
     仮に「お菜子作り」について引き続き文章を書く場合は、以下のような質問を次々と自分にしていきます。

    ■どうしてお菓子作りが好きなの?
    ■いつ頃からお菓子作りを始めたの?
    ■どれくらいの頻度で作っているの?(中略)

     これらの質問に答えることによって、書くべき素材(情報)が棚卸しされていきます。逆に言えば、質問に答えられないものについては、どう頑張ろうと、書くことができません。


    ■3.「情熱」で書いて「冷静」で直す
     夜に書いたラブレター(ラブメール?)を翌朝見直したら、恥ずかしくなくなった。そんな経験をしたことのある人もいるでしょう。情熱で書いた文章にはエネルギー(想い)が充満しています。ただし、あまりにエネルギーの強い文章は、ときに読む人の拒絶反応を招きます。そういう意味では、翌朝、クールな頭で、ラブレターを手直しするのは、理にかなった方法です。
     ほてった熱を適温に戻すことで、読む人の心に響きやすい文章になります。


    ■4.プリントアウトして推敲・見直しをする
     入力した文章をデスクトップ上で読み返す。このときの脳は「書き手の視点」のままです。どれだけ本人が別人になりきっても、脳から「書き手の視点」を消し去ることはできません。
     一方、印刷した文字を目の前にすると、脳が「書き手」から「読み手」にスイッチします。事実、デスクトップ上で推敲・見直しして「完壁になった」と思った文章でも、いざ印刷すると、用紙が修正用の赤ぺンで真っ赤になることがあります。


    ■5.「修飾語の順番」のまとめ&チェックの順番
    (1)「長い修飾語」は先、「短い修飾語」はあとにする
    (2)「節」は先、「句」はあとにする
    (3)「大きな状況」は先、「小さな状況」はあとにする
    「原則(1)と(2)をチェック」→「それでも文章に違和感が残るときは、原則(3)をチェック」というプロセスを踏むことで、修飾語の順番による誤読は、ほぼ防げるはずです。

    (詳細は本書を)


    ■6.「抽象」と「具体」を同時に盛り込む
     具体的な表現と抽象的な表現は、どちらか一方が重要なのではなく、どちらも重要です。文中に両者を盛り込むことによって、説得力が生まれる(高まる)ケースが少なくありません。(中略)
    私の知り合いに、趣味のケーキ作りが高じて、自宅でケーキ作りの教室を始めたママがいます。また、英語が堪能なある方は、自宅で子供向けの英語教室を始めました。
    つまり、子育てに忙しいママでも、自分の強みを活かして、自宅で仕事をすることができるのです。
     説得力のある文章になりました。逆に言えば、抽象的なことだけを書いた文章も、具体的なことだけを書いた文章も、読む人にスルーされてしまう確率が高い、ということです。


    【感想】

    ◆ボリューム的にちょっと多くなってしまったので、この辺で。

    冒頭で挙げた未読本の記事の時にも触れたのですが、最近、文書術の本に関しては、類書とのネタのかぶり具合をリアル書店でチェックして、購入するか否かを検討しております。

    何せ、文章術関係だけでも、かなりの本をご紹介してきているわけでして。

    カテゴリー「メルマガ、ライティング関係」

    時おり、Twitterですとかブックマークコメントで「これだけ文章術の本を読んで、この程度?」というご指摘を頂くことがあるのですが、返す言葉もございません。

    ただ、文章術が向上していなくとも「あー、これ前に読んだわー」ということは、それなりに覚えているため、あまりに類書と内容重複が多いものは、クオリティが高くとも、スルーせざるを得ず。


    ◆その点本書は、リアル書店で上記ポイントの1~3辺りを目にして、購入決定。

    私の記憶では、この辺のテーマに言及していた本は、あまりなかったような気がします。

    もう1つ購入の要因となったのが、「速く書く」をテーマにした第2章で、ここでは、一般的な「文章術」以外のお話が登場。

    「キーボードのキーピッチやキーストロークに注意を払え」何ていう文章術の本は、普通見かけませんってw

    実際私は、A4サイズのノートPCを家でも職場でも代々使い続けていて、今までは、キーボードに関して違和感を覚えた事はありませんでしたが、昨年職場用に購入したノートPCのキーストロークの浅いことと言ったら!

    キーストロークが違うと、こんなにも入力しにくいは思いませんでした

  • 一文一義。
    文章のテンプレも用意されたきほんのき。
    全部、生成AIが校閲してくれそうな箇所だが、表現としての言葉は知っておきたい。

  • 7割くらいは当たり前だと感じた
    改めて確認できてよかった。
    中でも、自分の文章で癖になっている良くない表現に気づけたのはよかった

  • よく分析されていて、具体例も豊富でわかりやすい。
    日本語は、本当に複雑。外国人が苦労するのもわかる。
    受けの決まり、今までの学び、経験でなんとなく違和感を感じるようになってる。読書も役に立ってる。

    注意したいこと、使っていきたいこと:
    二重表現
    敬語 ◎ご覧になりましたでしょうか ×ご覧になられましたでしょうか
    ×1番最初

    中黒は同格 •

    連続表現
    過去形 全体状況、現在形 感情で、過去形ばかりの文章にしない。 ex)故郷を訪れた。当時の面影がない

    具体的→つまり→抽象的
    抽象的→例えば→具体的
    使いたい

    表紙が縦書きで、左から読むのに違和感感じた

  • タイトル通り、文章が伝わりやすくなる87の法則について、出版業界での編集者・記者などの経験で培った筆者が分かり易くまとめた本となっている。
    読む人の反応を決めるなど、明日からにでも心がけたくなる法則から、時流に合わせたSNSでの発信内容についての指導まで幅広く扱っており、文章系の本をまだ読まれていない方は一読されれば何かしら学ぶことがあるのではないかと思われる。

  • だらだらと長く、伝わりにくい文章を書いてしまいがちな自分。「わかりやすく、簡潔な文章を書くにはどうすればいいんだろう」との思いからこの本にたどり着きました。

    「読ませるターゲットを明確にする」「読み手視点で書き上げた文章を見直してみる」など、ハッとする考え方がたくさん書かれていて、とても参考になりました。

    その他、意外と誤用してしまっている表現や、伝わりにくくしてしまっている表現など、たくさんの法則についても触れられていますので、文章について一通り勉強したいかたにおすすめです。

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著者プロフィール

伝える力【話す・書く】研究所所長/山口拓朗ライティングサロン主宰
出版社で編集者・記者を務めたのちに独立。25年間で3500件以上の取材・執筆歴がある。現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて「論理的なビジネス文章の書き方」「好意と信頼を獲得するメールの書き方」「売れるセールス文章&キャッチコピーの作り方」「集客につなげるブログ発信術」など実践的ノウハウを提供。2016年からは300万人のフォロワーをもつ中国企業「行動派」に招聘され、中国の6大都市で「Super Writer養成講座」を定期開催中。著書に『「9マス」で悩まず書ける文章術』(総合法令出版)、『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』(明日香出版社)、『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』(日本実業出版社)、『会社では教えてもらえない ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン』(すばる舎)などがある。文章作成の本質をとらえたノウハウは言語の壁を超えて高く評価されており、中国、台湾、韓国など海外でも翻訳されている。

「2021年 『1日1分で文章が勝手にうまくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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