- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757101944
作品紹介・あらすじ
マスコミの再生の鍵は「参加型ジャーナリズム」にある!不特定多数の市民が情報を集め、議論することにより「真実」が醸成される時代の到来。現役記者がジャーナリズムの未来を大胆予測。
感想・レビュー・書評
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もっと出版業界全体の話かと思ったら、本当に新聞や報道といったジャーナリズムの話に終始していてちょっと他人事でした・・
ネット業界と新聞社や通信社のひとは呼んでみるとおもしろいかも?
でもわりとあいまいな主張(よくいえば押しつけがましくない)ので物足りなさはあるかもしれない。あやはそういう筆者の謙虚な態度はスキでしたが。
2005年に出版されたものなので仕方ないけど、当たり前なことしか書いてない気もするし。
ブログの存在感というのは本当に大きくなっていて、本屋さんに並んでる本の中にブログ出身者は多い。
ブログがあれば誰でも情報発信できるようになったんだから、出版社に売り込んだり自費出版したりする必要もなくて、ブログで成功すれば出版社なんてあとからついてくるもんね。
例えばジャニーズって、メジャーデビューする前にどんどん露出して、人気を獲得してからユニット組んでデビューしたりするけど、それと同じ。
もしくはインディーズバンドが路上や小さいライブハウスでやりながらファンをつかんで、メジャーに乗り出すのと同じ。
プロダクションやレコード会社は、ある程度収益が見込めるから安心。
でもそうしたら出版社のすべきことは?
いいブログの発掘?ブログランキングや口コミで話題になってから声かけるのか?そんな後手後手にまわるしかないのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お誕生日中 @tsuruaki 氏の『ブログがジャーナリズムを変える』 http://amzn.to/aqzezA 読了。米国+ジャーナリズムつながりで、 @uesugitakashi 氏のポリシーに通ずる点が多かった。
http://twitter.com/#!/ogasawaramakoto/status/560960917999616 -
著者・湯川 鶴章は時事通信の編集委員。「ネットは新聞を殺すか」(未読)の続編で、「ネットは新聞を殺すかblog」での記事をまとめたもの。
ネットの登場により、新聞業界は岐路に立たされています。若年層を中心にポータルサイトでニュースを読む人が増え、宅配率は落ち込んでいます。
さらに、ブログでニュースを個人発信する人まで現れ、それが世の中を動かすまで力をつけている。
例えば、耐震偽装問題では、ブログ「きっこの日記」の記事が新聞に先んじたことが話題になりました。新聞記者は、その日記を基に裏とりをし、記事にしたと言われています。
同書で紹介されるエピソードの数々には知らない話もあり、興味も引きますが、それらが何を示し、新聞はどういう道を辿ればいいのかという提言はほとんどないのが残念。
ネットを巡る状況は刻一刻と変わっていきます。ですから、展望は難しいのかもしれません。
著者は大手の通信社の編集委員であり、その立場を明確にしているのですから、一歩踏み込んで、書くべきだったのではないかな。 -
ゼミで取り上げた本。
オンラインジャーナリズム初心者でも分かりやすく書かれているので読みやすい。
10年先、20年先のジャーナリズムがどうなるのか、怖いものみたさという感じ。