記憶する道具 -生活/人生ナビゲータとしてのライフログ・マシンの誕生

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著者 : 美崎薫
  • エヌティティ出版 (2011年4月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757103054

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記憶する道具 -生活/人生ナビゲータとしてのライフログ・マシンの誕生の感想・レビュー・書評

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  • ライフログについての本は既にいくつか読んでいる。この分野の金字塔とも言うべき『ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する!』から、ちょっとミニマルな『人生は1冊のノートにまとめなさい―体験を自分化する「100円ノート」ライフログ』まで。おかげで靴箱数個分のA4ノートを溜め込むハメになっている(つまり応用できてない、ってことですね)

    数冊読んでみてわかったのは、チマチマ記録を取ることは、基本的にぢぶんには合わない(ってかできない)どいうことだった。だから見なさい。レコダイも何度チャレンジしたことか…。ダイエットアプリは数えるのが怖いくらいインストールしてある(で、使っていない)

    それでもなお、ナンでこの本を読む気になったかというと、「記憶する」というタイトルのことばが気になったからでありんす。「記録」ではなくて「記憶」。

    往々にしてライフログ絡みの本は、ぢぶんの行動をこと細かに記憶して(飲み食いの内容をすべからく書き)、それを客観的に分量化し(カロリー計算をし)、何が良くて何が悪かったかを反省し(アイスとビスケットと柿ピーを一晩に喰ってはイカンだろ)、今後の設計基盤とする(明日は絶対甘いもの食べないモン)という類いのものとなる。でも「記憶」はそうじゃない。

    こんなことを思ったのは、ある若年性アルツハイマーの患者の方が、非常に細かくライフログをとっておられ(もちろん周囲のサポートを受けてだけれど)、そのためか、非常に前向きな暮らしをされているということを某所で知る機会があったからなのですね。

    おそらく、その方にとって「記録」とは「記憶」と相互に作用しあって、明日を生きるための何らかのエナジーを創り出しているのではないか…大げさに言えばそんなことを思ったわけです。

    で、読み始めたら…何というか、見事に裏切られたのですね、これが。

    いえ、決して面白くなかったというのではありません。☆4つですもん。面白かったですよ。

    でもそれはむしろ、著者の美崎薫氏に対しての点数であるのです。

    このヒト面白いわ。そもそもお名前からして芸名みたいじゃん。

    で、自称「記録の実践者」であられるこの方は、高校時代から
    『きわめて詳細な日誌をつけるようになった。一日一枚。その他に日記を書き、すべきこと一覧を書き出し、入出金をつけ、誰と電話でなにを話したか記録し、読書日記をつけ、手紙を書き、買いたい、読みたい本のリストを作り、読んだ本をチェックし、好きな作家の全作リストを作り、蔵書カードを作り、部活のノートを書き、新聞部で記事を書き、創作の練習もしていた。』
    日誌と日記の違いもロクにわからんワタクシとしましては、ぽかんと口を開けるしかない。

    おまけにですよ、
    『この文章を書いている2011年1月3日現在では190万枚を超える画像を所有しているのである』
    三が日から仕事すなっ…じゃなくて、そんなにあって残りの人生でどんだけ見られるよ…と思いまへんか?

    もっと怖いぞ。
    『わたしには記録癖がある。ともかくなんでも書いておけば満足するし、紙となると小さなレシート1枚からメモとして書いた処理ずみの付箋紙までほとんど捨てたことがない』
    レシートなんて一ヶ月もすりゃほとんど印刷も消えちゃうのに…。

    という、ツッコミどころ満載の方がライフログ…

    そうです、この方はコト細かに記録を取ることによって「未来生活」をデザインするのだそうです。これだけの細かさに裏打ちされているとすれば、そりゃ信頼性も持てるでしょうよ(ワタクシだけか?)

    結局「記録」はどこまでもデジタライズできるけれども、それがどうしても「記憶」に追いつけないところがある。物理的正確さでは後者は前者に追いつけないのはもちろんだけれど。

    ただ、「記憶」の豊かさ(のようなもの)を育むために「記録」の積み重ねはかなり有益だろう、と。そこには不要な過去を切り捨てるための勇気が必要になったとしても。

    いつもながら思うんだけど、付箋を何枚も貼りながら読むのに、ほとんどそれが役立たないってどうよ。考えなけりゃなぁ…。

  • なんでもかんでもPC、スマホでクラウド上に保存できるようになったのは便利なのかどうなのか、よくわからない。ライフログというが、いったい何をしたいのだろうか。

  •  自分の人生を記録することへの思い入れが書かれています。
     筆者のこの本を書きたかった気持ちはわかります。
     はまる人ははまるかもしれないが自分には共感する点が少なかったです。

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記憶する道具 -生活/人生ナビゲータとしてのライフログ・マシンの誕生の作品紹介

米国防総省もマイクロソフトも一度は投げ出した「ライフログ」にたった一人で挑み、実践し続ける男。彼は何を考え、そしてなぜ「全人生記録のための道具」をつくり続けるのか?-。

記憶する道具 -生活/人生ナビゲータとしてのライフログ・マシンの誕生はこんな本です

記憶する道具 -生活/人生ナビゲータとしてのライフログ・マシンの誕生のKindle版

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