masami141さんの感想
2015年12月28日
20151224~20160126 著者はおそらくケインジアン、そしてSW世代。『新自由主義(ネオ・リベラリズム』≒緊縮策に対して、理論的思想的歴史的な検証を行いつつ批判、論破している。ではどうすればよいのか?TBTFな銀行はつぶしてしまうべきなのか?規制を強化すべき? 将来への提言、という観点からはちょっと弱いかと思う。 それでも、最新の経済思想の潮流が緊縮一辺倒ではなくなっている事情をきちんと追っているのは素晴らしい。
1967年生まれ。ブラウン大学(アメリカ)国際政治経済学教授。共著書に『構成主義的政治理論と比較政治』(ミネルヴァ書房)がある。 「2015年 『緊縮策という病 「危険な思想」の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」