仕事と家庭は両立できない?:「女性が輝く社会」のウソとホント

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制作 : 篠田 真貴子(解説)  篠田 真貴子(解説)  関 美和 
  • エヌティティ出版 (2017年7月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757123625

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仕事と家庭は両立できない?:「女性が輝く社会」のウソとホントの感想・レビュー・書評

  • この人の言うことは確かにその通りなんだけれど。でもね、結婚する前に子育ての時にどうなるかなんて話をしたら結婚出産が減るだけのような。男は逃げる。うう。50になってからスピードを上げようとしても体も気持ちもついて行かれない。ケアは日本でもお金にならないし評価されない。

  • ===qte===
    『仕事と家庭は両立できない?』
    -「女性が輝く社会」のウソとホント
     アン=マリー・スローター 著
     篠田 真貴子 解説
     関 美和 訳
     NTT出版
     2017/08 352p 2,400円(税別)
     原書:Unfinished Business(2015)

     はじめに 国務省を辞めなくちゃならないなんて「かわいそう」
     1.決まり文句を超えて
     2.色眼鏡を捨てる
     3.平等への道

    【要旨】仕事と家庭、とりわけ育児や介護との両立は、現状、主に多くの女
    性たちが抱える課題となっている。これは、政府が「女性活躍」を政策の柱
    の一つに掲げる日本だけでない世界的な問題であり、女性の社会進出先進国
    と言われる米国でもいまだ十分に解決されていない。外交の専門家としての
    キャリアを築きながら自身も両立に葛藤した女性研究者が著した本書では、
    この問題を女性だけの問題に限定せず、職場の問題、あるいは男性を含む社
    会全体の問題と捉え直す必要性を訴える。そして、個々人が意識や考え方を、
    企業が職場を、そして為政者が制度や法律をどのように変えるべきか、調査
    結果や事例をもとに考察し、具体的に提言を行っている。著者はプリンストン
    大学教授で、ニューアメリカ財団CEO。ヒラリー・クリントン国務長官のもと
    で政策企画本部長を務めた。フォーリンポリシー誌による「世界の頭脳100」
    に4年連続で選出されている。
      ------------------------------------------------------------

    ●人生は自分次第と思い込むと社会構造の問題に目が向かなくなる

     大学教授として、若い女性から必ずといっていいほど聞かれるのが、「ど
    うやって家庭と仕事を両立しているんですか?」という質問だ。

     私はフェミニストだ。女性は男性と同じように100パーセント充実したキャ
    リアを築きながら、男性と同じように家庭生活の喜びを味わうことができる
    と信じ、その信念に沿って生きてきた。だから必然的に「必死に仕事に打ち
    込んでいれば、すべてを手に入れることができる」といった一連の決まり文
    句を唱えてきた。

     こうした呪文は、まるであなた自身が正しい選択をすれば仕事と家庭が両
    立できるような幻想を与えてくれる。もちろん、あなたの選択は大切だが、
    二人ともフルタイムで働き、何人か子供ができて、また年老いた親の面倒も
    見なければならなくなると、当初の思い通りにいかないのが現実だ。

     そうした真実を知ることで、カップルは生活を始める前にお互いの選択と
    トレードオフについて、正直に、また率直に話し合うことができる。現実を
    語ることで、真の平等を阻んでいる障害をきちんと把握できるようになる。
    それが、壁を壊すための行動のきっかけにもなる。

     若い女性が、フェイスブックのCOOになったシェリル・サンドバーグが書い
    た『リーン・イン』に惹かれるのは、この本が、自分のキャリアと家庭の行
    く末は自分次第だと教えてくれるからだろう。だが実際のところ、人生はそ
    れほど自分次第でもない。仕事と家庭の命運が自分にはどうにもならないこ
    ともある。人生は自分次第だと思い込んでしまうと、逆に、私たちの将来を
    決定づける社会構造や要因に目が向かなくなり、どんな構造変革が必要かを
    考えられなくなる。

     今必要なのは、社会構造をもういちど作り直すことだ。子育てや介護の悩
    みと負担が、女性とその家族を社会のどん底に突き落とすことのないよう、
    働く場所を根っこから構築し直さなければならない。このような変革は、フェ
    ミニズムの枠には収まらない。社... 続きを読む

  • 上司から借りて読んだ本。
    自分の中にはない価値観がたくさんつまっていて新鮮だったし、考えを知ることができてよかった。

  • 前半は女性の社会進出の現実が中心。その流れで、育児に対して社会が価値を見出していないことも論じています。
    後半は「ケアの重要性」が中心かな。育児などのケアを通じて人間的にも成長して貢献してくれるのに、企業などは十分な報酬を与えていない。
    全体的に女性の話だけではなく、男性から見た話 (育児をあきらめている、育児に注力すると特異な目で見られる現実)も十分に考慮されています。

    個人的には、日本も同じような状況から抜け出せていないと思うので、こういう現状認識が全世代で広まってくれるといいなと思いながら読んでいました。良書でした。

  • 大企業の平社員として最低限のことだけやって働く(自分)のと、アメリカのエリートらしく「全てを手に入れる」気概を持って上りつめようとする(筆者)のでは、「仕事」の定義に差があるので、あまり現実的な話はなかったが、両立って簡単じゃないよねと素直に認めていることには意義があると思う。

  • もうすぐ生後1ヶ月になる娘を膝の上であやしかながら読了。これからの妻と娘との人生に対する問題提起そのもの、自分のUnfinished Businessでもあった。

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仕事と家庭は両立できない?:「女性が輝く社会」のウソとホントの作品紹介

働く女性が増え、共働き世帯が主流となった今も、育児・介護など家庭の仕事を担い、その両立に悩んでいるのは圧倒的に女性です。こうした状況を、どうやって変えていけばいいのでしょう?長時間労働や性別分業が残る職場をどう変える? フレックス勤務の罠は? 今、組織や社会、そして個人に求められる意識改革とは? 〈世界の頭脳100〉に選ばれ、世界的ベストセラー『リーン・イン』のS.サンドバーグ(Facebook COO)の論敵としても注目される著者が、仕事と家庭のあいだで悩むすべての人に贈る、〈21世紀のまったく新しい働き方+生き方〉。
ヒラリー・クリントン、エリック・シュミット(Google会長)ほか推薦!
フィナンシャルタイムズ、エコノミスト絶賛!

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