移りゆく「教養」 (日本の“現代”)

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著者 : 苅部直
  • NTT出版 (2007年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757140967

移りゆく「教養」 (日本の“現代”)の感想・レビュー・書評

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  • 「教養」とは何か。
    バックグラウンドや経緯なども交えているところがあったが、
    いささか冗長に感じた。
    政治に絡めて「教養」を展開することが多く、
    また、道徳といった言葉がよく出てくる。
    物語構想力という言葉が印象的だった。

    自由主義、民主主義の国で生まれた自分たちは
    物事を考え、行動を選択する権利がある。
    それを使うためにも他者、環境と関わるためのベースとなる
    自分の価値観を形成できる教育が必要だと感じた。

  • 4章の「政治的教養」という表現は新鮮だった。「政府の介入に対する学校教育の自律が、やたらに強調された結果、政治学者と教育学者までもが、おたがいの領域に関して口をはさまなくなった。」(P.106)ため、学校教育の場で議論されることが少なかったからだろう。反対に、「善良なる市民」や「市民科」といった語に象徴されるように、「市民」となるための教育概念はよく目にする。いずれも過去の思想をテクストを通じて追体験し、クリティカルに各人が思考することを求める点は共通しているのではないかと思った。ただこのことは、大学・学校教育の基本的な営みそのものを確認するに留まっているので、個人的にはもう一工夫して解釈したいところだ。

    政治学者が検討した教養教育の結論は、5章と終章に明確に述べられている。市民の責務を果たすための「政治リテラシー」の醸成が必要であり、そのためにはしかるべきテクストを「読む」ことの大切さを指摘している。

    南原とオルテガの大学論について、かなり紙幅を割いて引用している。ゆえに比較的多くの人々に受け入れられる論となっている印象を受けた。

  • 教養を身につける意味が少しわかった。知らないことが盛り沢山で面白かった。

  • 逗子図書館で読む。現代の大学生は、本を読まなくなったと指摘されています。しかし、著者のアンケート調査によると、1970年代以降、読書量に変化はないと指摘している。これは、僕の実感と一致しています。僕の大学時代と現在の学生の読書量は変わらないと思います。大学生は、本を読まないのです。もちろん、本を読む大学生もいます。これは、いつの時代も変わりません。ただし、大多数の学生は、本を読みません。これも、いつの時代も変わりません。

  • 津市津図書館----芸濃図書館。

  • [ 内容 ]
    ほんとうの「教養」とは何か?
    あらゆる人間活動に通じる「知恵」や「判断力」とはどういうものか。

    [ 目次 ]
    序章 なぜ「教養」を問題にするのか
    第1章 「教養」の現況をめぐって
    第2章 近代日本の「教養」
    第3章 「教養」の内と外
    第4章 「政治的教養」と日本の伝統
    第5章 「教養」と教育、「教養」の教育
    終章 「教養」のむこうがわ

    [ POP ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 民主主義を真に実践するために我々が身につけるべき政治的教養とはどのようなものか

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移りゆく「教養」 (日本の“現代”)の作品紹介

ほんとうの「教養」とは何か?あらゆる人間活動に通じる「知恵」や「判断力」とはどういうものか。

移りゆく「教養」 (日本の“現代”)はこんな本です

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